2017年2月9日、韓國(guó)?毎日経済によると、新入生らに嘔吐（おうと）後の処理がしやすいウインドブレーカーを著せて飲酒を強(qiáng)要したり、無(wú)理やり特技自慢をさせたりする「悪習(xí)」が、韓國(guó)の最高學(xué)府であるソウル大でも堂々と行われていることが分かった。

1月31日、ソウル大の匿名SNSに「新入生オリエンテーション関連情報(bào)」として、上級(jí)生が新入生らに「吐服（トボク＝ウインドブレーカー）」を著せて新入生に飲酒を強(qiáng)要したことや、特技自慢をさせて笑いものにしたことなどが掲載された。

同大の在學(xué)生らによると、ウインドブレーカーを著せて新入生に飲酒を強(qiáng)要する「吐服文化」は、音楽學(xué)部のある學(xué)科で數(shù)年間にわたって継承されてきたという。學(xué)生會(huì)の関係者は「今年も新入生らが団體でウインドブレーカーを注文したが、強(qiáng)圧的な飲酒文化はなかった」と釈明している。

管理責(zé)任のある學(xué)校側(cè)は、新入生歓迎行事が學(xué)生會(huì)主管で行われるため関與しにくいとして、このような悪習(xí)から事実上手を引いた狀態(tài)だ。音楽科の學(xué)生會(huì)は、これまで継続して問(wèn)題が提起されてきた部分については認(rèn)めて改善策を発表する予定とのことだが、実効性については疑問(wèn)視する聲も多い。

この悪習(xí)はソウル大音楽學(xué)部だけの問(wèn)題ではない。新年度を控えた大學(xué)別のSNSコミュニティーには、新入生オリエンテーション恐怖癥を訴える新入生らの書き込みが殺到しているという。

これらの悪習(xí)で命を落とす事故も後を絶たない。大韓保健協(xié)會(huì)によると、2006年から10年間で新學(xué)期に飲酒で死亡した大學(xué)生は23人に上り、専門家らは「韓國(guó)特有の序列文化が大學(xué)にも浸透し、自身が受けた強(qiáng)要を代々後輩に伝えている」と指摘している。ソウル大心理學(xué)科の郭錦珠（クァク?クムジュ）教授は「特技自慢などを通じて親密感を高められる可能性もあるが、これを強(qiáng)要するのは厳然たる過(guò)酷な行為」と批判、「大學(xué)に個(gè)々人の気質(zhì)の違いや多様性を尊重する文化が定著しなければならない」と助言している。

これを受け、韓國(guó)ネットユーザーからは「韓國(guó)最高學(xué)府でこんな悪習(xí)があるとは情けない」「韓國(guó)で一番有名な大學(xué)がこんな感じだから…國(guó)の未來(lái)が暗い」とソウル大を批判するコメントや、「いつからソウル大の音楽學(xué)部はこんなことで有名になったんだろう。同じソウル大と言うには無(wú)理がある」「學(xué)校のレベルが問(wèn)題というより、學(xué)科の雰囲気の問(wèn)題。同じ學(xué)校でも科によって雰囲気が全然違う」と學(xué)部や學(xué)科による違いを強(qiáng)調(diào)するコメント、「勉強(qiáng)のために月謝を払って塾に通って大學(xué)に入った結(jié)果が吐服か…」「知性の殿堂＝大學(xué)というより、大學(xué)が就職のための塾みたいになってるから當(dāng)たり前の結(jié)果」と韓國(guó)の教育に異議を唱えるコメントなどが多い中、少數(shù)意見(jiàn)として「日本の悪いところをよーく見(jiàn)習(xí)ったんだね」と非難の矛先を転じるコメントも寄せられている。（翻訳?編集/松村）