2017年2月10日、中國のポータルサイト?今日頭條が、日中の激しい高速受注競(jìng)爭(zhēng)は雙方にとって益とはなっていないとする記事を掲載した。

記事は、東南アジアにおける日中の高速鉄道受注競(jìng)爭(zhēng)が激化していると指摘。次の新たな戦場(chǎng)は1500キロメートルに及ぶ「タイ―マレーシア間の高速鉄道計(jì)畫」になると伝えた。

その上で、これまでの日中の高速鉄道受注は、日中雙方にとって痛手になっていると主張。日本が受注を獲得したインドの高速鉄道計(jì)畫では、日本は事業(yè)費(fèi)の81％を低利の円借款で提供することは大きなリスクであり、6年間で500キロメートルの建設(shè)は、インドの建設(shè)スピードを考えると工期が遅れる可能性が高いと主張した。

一方、中國が受注したインドネシアの高速鉄道計(jì)畫では、中國はインドネシア政府の債務(wù)保証を求めない破格の條件で受注したため、資金を回収できないリスクがあり、すでに土地の買収や環(huán)境保護(hù)の面での問題から工事がストップしているという。また、同じく中國が受注したタイの高速鉄道計(jì)畫では、大型公共事業(yè)のための特別借り入れ法案が違憲とされたため著工がストップしており、日中の受注獲得競(jìng)爭(zhēng)は「敵を1000人倒して自軍が800人倒される」非建設(shè)的な競(jìng)爭(zhēng)となっていると論じた。

これに対し、中國のネットユーザーからは「中國の低価格に日本は太刀打ちできない。だから平常心で臨めばいい」、「日本には競(jìng)爭(zhēng)力なんて本當(dāng)はない。ただ中國に対する悪意があるだけだ。中國は競(jìng)爭(zhēng)ゆえに自身の価格を落とすべきではなく、高品質(zhì)と適正価格を保つべき」など、中國高速鉄道に対する強(qiáng)い自信を表すコメントが多く寄せられた。

また、「高速鉄道計(jì)畫はたくさんあるんだから、日本と爭(zhēng)う必要はない。効率の悪い日本に1つ作らせれば、その後は競(jìng)爭(zhēng)力などなくなる」、「日本の新幹線は遅くて高くて建設(shè)に時(shí)間がかかりすぎる。優(yōu)位性はどこにも見當(dāng)たらない」など、日本は競(jìng)爭(zhēng)相手ではないと主張する意見も少なくなかった。（翻訳?編集/山中）