中國(guó)の外貨準(zhǔn)備高、増えても減っても懸念の聲?―中國(guó)紙

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版    2017年2月12日(日) 6時(shí)30分

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最近、中國(guó)の外貨準(zhǔn)備高をめぐって論爭(zhēng)が巻き起こり、もちろん反対の聲もあるものの、為替の変動(dòng)を気にするのではなく、外貨準(zhǔn)備を減少させないことを考えるべきとの聲が高まっている。資料寫(xiě)真。

最近、中國(guó)の外貨準(zhǔn)備高をめぐって論爭(zhēng)が巻き起こり、もちろん反対の聲もあるものの、為替の変動(dòng)を気にするのではなく、外貨準(zhǔn)備を減少させないことを考えるべきとの聲が高まっている。中國(guó)人民銀行(中央銀行)が公表した最新データによると中國(guó)の外貨準(zhǔn)備高は3兆ドル(1ドルは約112.3円)を割り込み、再び懸念の聲が上がっている。経済參考報(bào)が伝えた。

実際には、外貨準(zhǔn)備高は、増えることもあれば減ることもあるものだ。數(shù)年前は、その額が増加の一途をたどり4兆ドルを超えるのではないかと懸念されていた。しかし、近年は逆にその額が減り始め懸念の聲が上がっている。増えても心配、減っても心配という狀態(tài)なのだ。実際には、大幅な減少や制御不可能な減少でなければ、心配する必要はない。今年1月末の時(shí)點(diǎn)で、中國(guó)の外貨準(zhǔn)備高は2兆9982億ドルとなった。多くの専門(mén)家は3兆ドル以上を維持すると予想していたが、3兆ドルを割り込んだのも全くの予想外というわけではなかった。これまで、その額は6カ月連続での減少となっており、月ごとに見(jiàn)ると、1月は123億ドル減少し、411億ドル減だった12月より288億ドル少ない。

外貨準(zhǔn)備高の減少は主に「當(dāng)局にあった為替準(zhǔn)備を國(guó)民が活用した」結(jié)果だ。人民元高が続いていたここ約10年、中國(guó)経済は急成長(zhǎng)の段階にあり、実體経済の投資収益率は高かった。それに加えて、不動(dòng)産などの資産価格なども、予想を上回るほど好調(diào)な狀態(tài)だったため、中國(guó)の企業(yè)や個(gè)人は外貨資産を所有することを望まず、受け取った外貨資金をすぐに人民元に換えていた。そのため、中國(guó)の外貨準(zhǔn)備高は増え続けていたのだ。同期間、人民元高や中國(guó)と海外の利子の差などに目を付け、海外から融資を受ける企業(yè)や個(gè)人も多く、そのことも外貨準(zhǔn)備高の増加を促進(jìn)した。もちろん、それによってもたらされたホットマネーも一部ある。

當(dāng)時(shí)、中央銀行も為替準(zhǔn)備を分割し、國(guó)民にも活用してもらおうと努力を払ったが、個(gè)人や企業(yè)は理性的に最大の利益を得ることを考え、結(jié)局、ほとんどの外貨が中央銀行に殘ることになった。そのため、多くの國(guó)と比べると、中國(guó)において個(gè)人や企業(yè)は、人民元高になる局面では外貨資産や海外資産を極端に減らす。

しかし、人民元高に歯止めがかかり、特にここ數(shù)年は、中國(guó)國(guó)內(nèi)外のさまざまな要素の影響を受け、人民元安になり、今後もその流れが続くとの予測(cè)が高まり、中國(guó)の個(gè)人や企業(yè)の外資資産に対するスタンスに大きな変化が生じた。そして、外貨資産や海外投資を増やす個(gè)人や企業(yè)が増え始めた。それを背景に、全體図に変化が生じ、これまで中國(guó)に流れていたホットマネーも流出し始めた。また、これまでの外貨建て借金の返済が加速し、人民元建ての借金に移行し始めた。全體的に見(jiàn)ると、ここ約2年間で外貨準(zhǔn)備高が減少しているのは、中央銀行にあった外貨を國(guó)民が活用するようになった結(jié)果だ。

外貨準(zhǔn)備高の減少を心配する必要がないとする主な原因は、中國(guó)経済が基本的に良好な狀態(tài)にあるからだ。一つの國(guó)において通貨危機(jī)が発生するかは、外貨準(zhǔn)備高の規(guī)模ではなく、主に経済ベースにかかっている。加えて、中國(guó)の現(xiàn)在の外貨準(zhǔn)備高は依然として適正な規(guī)模を大幅に上回っている。複數(shù)の國(guó)際組織の予想では、中國(guó)は昨年、世界で最も経済成長(zhǎng)幅が大きい國(guó)となり、世界経済の成長(zhǎng)に最も貢獻(xiàn)したという。中國(guó)の供給側(cè)の構(gòu)造改革推進(jìn)が深化するにつれ、中國(guó)経済は落ち著いたペースで回復(fù)に向かっており、経済構(gòu)造の最適化が継続され、成長(zhǎng)のクオリティや効率も向上すると見(jiàn)られている。

特筆すべき點(diǎn)は、外貨準(zhǔn)備は使うためにあるのであって、貯めるためにあるものではないことだ。貯めるのは使うためで、一定の金額に達(dá)しているかどうかということに固執(zhí)する必要は全くない。外貨準(zhǔn)備は、國(guó)際収支のバランスを保ったり、為替を安定させたりするのが主な用途。自國(guó)の通貨が主要な國(guó)際通貨で、変動(dòng)相場(chǎng)制を採(cǎi)用し、資本勘定の開(kāi)放を行っている先進(jìn)國(guó)であっても、自國(guó)通貨の為替変動(dòng)に全く無(wú)関心であるはずはない。その理由は、市場(chǎng)が完全なものであるわけではないからだ。外貨準(zhǔn)備や金準(zhǔn)備の主な目的は、必要時(shí)に為替に介入することだ。

現(xiàn)在、人民元レートは依然として完全に市場(chǎng)化しておらず、為替市場(chǎng)もまだ未熟な狀態(tài)だ。このような狀況下で、為替の変動(dòng)を野放しにしておけば、必ず?jiǎn)栴}が発生し、実體経済にとっても打撃となる。そのため、外貨準(zhǔn)備高を減らさないためには、為替の変動(dòng)を野放しにしないというのが理性的な選択といえる。(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集KN)

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