トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)は21日、知的財(cái)産侵害を理由に中國からの輸入品2000億ドル（約22兆円）に24日から追加関稅を課す制裁に踏み切った。高関稅発動(dòng)の第3弾で、中國は直ちに報(bào)復(fù)措置を表明。海外メディアは関稅以外にも「中國は、まだ多くの切り札を手にしている」と報(bào)じている。

米側(cè)措置の第3弾は家電、家具など幅広い消費(fèi)財(cái)を含む5745品目が対象。當(dāng)初の追加関稅は10％で來年1月からは25％に引き上げる。第1弾（7月6日発動(dòng)）の340億ドル（約3兆7400億円）、第2弾（8月23日発動(dòng)）の160億ドル（約1兆7600億円）と合わせると、2500億ドル（約27兆5000億円）に達(dá)し、中國からの輸入額の約半分となる。

これに対し、中國商務(wù)部は18日、「中國は同時(shí)に反撃せざるを得ない」との報(bào)道官談話を発表。液化天然ガス、中型航空機(jī)など5207品目の米國からの輸入品600億ドル（約6兆6000億円）に10％か5％の関稅を上乗せすると決定した。北京時(shí)間の9月24日午後0時(shí)1分から実施する。

過去2回の報(bào)復(fù)措置は米國と同額だったが、今回は米側(cè)の3分の1以下。中國の米國からの昨年の輸入額は約1500億ドル（約16兆5000億円）で、「等価報(bào)復(fù)」には限界があるためだ。

一方、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は中國が第3弾に報(bào)復(fù)すれば2670億ドル（約30兆円）を?qū)澫螭思婴à毪妊悦?。中國からのすべての輸入品への制裁も辭さない構(gòu)えを示し、対米貿(mào)易黒字の削減を強(qiáng)く迫ったが、中國が報(bào)復(fù)しようにも発動(dòng)済みの500億ドルと今回の600億ドルを引くと、対米関稅をかけられる余地は殘り400億ドルにすぎない。

中國の対抗策について、AFP通信は「米國からの輸入額がはるかに小さい中國は反撃の手札が盡きるのではないかとみられているが、実はまだ多くの切り札を手にしている」と報(bào)道?！钙髽I(yè)への締め付け」「製品ボイコット」「行政手続き」「米國債」などを例示した。

企業(yè)への締め付けに関しては「米航空宇宙機(jī)器大手ボーイングは売り上げの約4分の1を世界第2の市場の中國が占めている」と指摘。中國共産黨系の環(huán)球時(shí)報(bào)の記事を引用し、「ボーイングは『売上高を調(diào)整』することになるかもしれないと警告している」と述べている。在韓米軍への高高度迎撃ミサイル（THAAD）配備をめぐり、中國內(nèi)で店舗が閉鎖に追い込まれた韓國の大手財(cái)閥「ロッテ」などのケースにも言及している。

製品ボイコットでは「中國の國営メディアは日本や韓國との外交に関してはたけだけしい主張をしてきたが、反米感情をあおり立てる論調(diào)は控えてきた」とする一方で、中國社會(huì)科學(xué)院米國研究所の専門家の見方を紹介?！钢袊我话闶忻瘠蠂H問題を注視している。中國の民衆(zhòng)がいつまで冷靜さを保てるかは分からない。13億人の中國人の心が米國人に傷付けられれば、修復(fù)は非常に困難だ」などと伝えた。（編集/日向）