米露首脳會談「関係は冷え込み、相互信頼が著しく不足」と中國メディア、接近を嫌う本音も見え隠れ

Record China    2017年7月15日(土) 13時10分

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米露首脳會談について、中國メディアは「関係は冷え込んでおり、相互信頼が著しく不足している」と伝えている。そこには中國にとって最悪のシナリオとなる核大國同士の接近を嫌う本音も見え隠れする。寫真は米國會議事堂。

2017年7月14日、「関係は冷え込んでおり、相互信頼が著しく不足している」。米國トランプ大統(tǒng)領(lǐng)とロシアプーチン大統(tǒng)領(lǐng)の初めての首脳會談について、中國メディアがこんな見方を伝えている。中國にとっては米露が手を組んで対峙(たいじ)してくるのは最悪のシナリオ。核大國同士の接近を嫌う本音も見え隠れする。

主要20カ國?地域(G20)首脳會議が開かれたドイツ?ハンブルクで7日に行われた米露首脳會談について、中國網(wǎng)は「関係の改善はあるか」との記事を掲載。予定されていた35分を大きく上回り、2時間15分に及んだ會談を解説してみせた。

この中では「トランプ、プーチン両氏は親密ぶりをアピールしているが、米露間にはわだかまりが殘されており、これを忘れるのは容易なことではない。今回の首脳會談では『建設(shè)的な』共通認識が生まれたが、専門家は會談が実質(zhì)的な結(jié)果を出すかについては楽観していない」と指摘。具體例として「まず米露のウクライナ問題の解決はほぼ不可能だ」と述べた。

そのウクライナ問題については「ロシアの核心的な戦略的利益に関わり、米國に譲歩する可能性は微々たるものだ。雙方はそのことをよく知っている」と前置き?!弗去楗螗状蠼y(tǒng)領(lǐng)は就任前、ロシアがウクライナ情勢を沈靜化させ、クリミアを『返還』することに期待していた。しかし、プーチン大統(tǒng)領(lǐng)がその思惑通りになることはない」と斷じた。

テロ対策とシリア問題の解決に関しては「米露は共通認識を見いだし妥結(jié)する可能性があるが、過激派組織?イスラム國(IS)は重傷を負い、崩壊の日も遠くはない。対テロ共同戦線內(nèi)に隠されているさまざまな食い違いも次々と浮上している」と言及?!该茁钉稀亥荪攻菼S時代』の利益分配をめぐり計算し、裏で駆け引きを展開している。雙方はシリアの上空で、『非友好的な接觸』を繰り返した。シリアのアサド大統(tǒng)領(lǐng)の進退をめぐり、米露の駆け引きが避けられなくなる」としている。

さらに、「米國の政治エリートと大衆(zhòng)メディアは、ロシアに強い反感を抱いており、これを短期間內(nèi)に解消するのは困難だ。米國の対露経済制裁、ロシアの米大統(tǒng)領(lǐng)選への介入という2件をめぐるトランプ政権の態(tài)度と立場は主流メディアと一致していない」と説明?!附槿雴栴}は現(xiàn)時點でも明らかになっておらず、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が軽率に米露の長年にわたる恨みつらみを帳消しにすることはない」と論評している。

その上で「米露関係は冷え込んでおり、相互信頼が著しく不足している」と強調(diào)。専門家の「両首脳の友好がいつまで続くかは両國が一部の重大な戦略的問題をめぐり、どれほど多くの共通する利益を見いだせるか、両首脳が利益共有?共同構(gòu)築の過程で十分な政治資本を得られるかにかかっている」との分析を紹介し、「現(xiàn)狀を見る限り、両國関係の持続的な改善の條件は成熟にはまだ程遠い」と結(jié)んでいる。(編集/日向)

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