2017年2月11日、中國でこのほど、女優(yōu)の袁立（ユエン?リー）さんが、雲(yún)南省で大量の生活ごみが河川に不法投棄されていることを告発したことがきっかけとなり、當(dāng)局が実態(tài)の調(diào)査と取り締まりに著手した。北京青年報(bào)が伝えた。

袁さんは9日、中國版ツイッターの「微博（ウェイボー）」を通じ、雲(yún)南省怒江リス族自治州の福貢県と瀘水市で、大量の生活ごみが怒江に不法投棄されていることを明らかにした。

袁さんは「十?dāng)?shù)年前の土石流でごみ焼卻施設(shè)が失われたが、再建費(fèi)用がないという。それ以降、毎日ほぼすべての生活ごみが川に投棄され、下流が汚染されている」などと投稿した。

この投稿を受け、福貢県委宣伝部は9日夜、現(xiàn)地の生活ごみ処理施設(shè)の再建を決めるとともに、不法投棄の調(diào)査や取り締まり、関係責(zé)任者の処罰など、6項(xiàng)目の対策を発表。10日には怒江州委宣伝部が、瀘水市でも不法投棄の調(diào)査と取り締まりを開始したと発表した。

ごみの不法投棄は以前から問題になっていた。県は2014年、生活ごみ処理場の建設(shè)計(jì)畫をスタートさせ、15年末には稼働する予定だった。ところが、16年に入っても完成せず建設(shè)中のままとなっている。県の擔(dān)當(dāng)者は、北京青年報(bào)の取材に対し、「詳しいことは分からない」と話している。（翻訳?編集/岡田）