2017年2月10日、中國中央人民ラジオのニュースサイトは、中國で2015年9月に起きたベトナム人女性の集団人身売買事件について、誘拐から仲介、売買まで一體となった悪質(zhì)な組織的犯罪について伝えている。

旅行やアルバイトを名目にベトナム人女性を集め、雲(yún)南省の國境から不法入國させていた事件は、雲(yún)南省、河南省、山東省、江西省など7省?市の警察當局の合同捜査により、16年5月に最後の2人の容疑者が逮捕された。

ベトナム人花嫁を購入するため河南省から雲(yún)南省に來て逮捕された22歳の男は「違法だと知っていたら、ここには來なかった」とし、「地元で結(jié)婚相手を見つけようとしても、金がかかりすぎる。見合いでは車だ家だと、女性から突きつけられるハードルが高すぎる。とても支払いきれない」と打ち明けた。

公安部刑事捜査局の責任者は「こうした人身売買は女性の尊厳を踏みにじる行為だ」とし、「ベトナム人花嫁を買っていたのは、多くが農(nóng)村に住む男性だ」と指摘する。知らず知らずのうち犯罪に加擔してしまったのは、経済的理由で結(jié)婚できない、結(jié)婚相手がいないなどが理由だという。（翻訳?編集/岡田）