金正男氏の死亡で利益を手に入れるのは誰か?―中國紙

Record China    2017年2月15日(水) 12時50分

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15日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働黨委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害されたとの報道をめぐり、中國紙?人民日報は「正男氏死亡で誰が利益を手に入れるのか?」と題する記事を掲載した。寫真は現(xiàn)場となったクアラルンプール國際空港。

2017年2月15日、北朝鮮金正恩(キム?ジョンウン)朝鮮労働黨委員長の異母兄、金正男(キム?ジョンナム)氏がマレーシアで殺害されたとの報道をめぐり、中國紙?人民日報は「正男氏死亡で誰が利益を手に入れるのか?」と題する記事を掲載した。

記事は朝鮮半島事情に詳しい人物、青丘言(仮名)氏の分析を取り上げたもので、同氏はこの事件の奇妙な點(diǎn)を指摘した上で正男氏の死亡は誰にとって利益になるかについての持論を展開。正男氏殺害を報じた韓國メディアは「北朝鮮の工作員が手を下した可能性がある」と伝えているが、青丘言氏は「韓國側(cè)が殺害した可能性がないとは言えない」「事件全體を見た場合、最大のメリットを手にするのは韓國保守派だ」と語っている。

その理由として挙げられたのが「正男氏死亡で北朝鮮に疑いの目が向くことは、韓國が現(xiàn)在の苦境から抜け出す上での助けとなる。さらに北朝鮮の殘忍さ、人権?zé)o視という一面を國際社會に示すことができる」という點(diǎn)で、青丘言氏は「一人の死により、ある國に対する世界中の反感を刺激することは100%可能」「3月に行われる米韓合同軍事演習(xí)に合わせた動きの一つなのか、観察する必要がある」とも指摘。さらに、「韓國メディアがこれまで報じた北朝鮮関連ニュースの中には誤報もあった。われわれは慎重な姿勢で事件を見つめるべき」と促している。(翻訳?編集/野谷

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