2017年2月15日、米ブルームバーグ通信は、昨年、江蘇省南京市と山東省青島市の國(guó)內(nèi)総生産（GDP）が1兆元（約16兆6000億円）の大臺(tái)を突破したと報(bào)じた。

記事は、「これによりGDPが1兆元を突破した中國(guó)の都市は12となり、その合計(jì)のGDPは中國(guó)全體の4分の1を超え、フランスの2兆4000億米ドル（約274兆円）をも上回る」と紹介。南京と青島の両市について、「國(guó)が激しい汚染を生む産業(yè)からサービス業(yè)や消費(fèi)へと経済の重心を移したことの恩恵を受けた」とした。中國(guó)では2015年に初めてサービス業(yè)の生産額がGDP全體の半數(shù)を超え、昨年も51．6％となっている。

南京市では昨年、サービス業(yè)の生産額が前年同期比で10％増加し、市のGDPの58．4％を占めた。同市統(tǒng)計(jì)局のデータからは、電子商取引、ソフトウェア?情報(bào)サービス業(yè)、観光業(yè)が主に成長(zhǎng)したことがうかがえる。青島市も似た狀況で、製薬、コンピューター?通信設(shè)備製造業(yè)などのハイテク製造業(yè)、宅配業(yè)、電子商取引が成長(zhǎng)をけん引。サービス業(yè)は同9．2％増加し、市のGDP全體の54．7％に達(dá)した。また、両市とも消費(fèi)の勢(shì)いが強(qiáng)く、公式の統(tǒng)計(jì)データでいずれも10％を超える成長(zhǎng)を記録している。

一方で「中國(guó)の経済モデル転換の足並みは、著しく亂れている」と指摘。ブルームバーグのアナリストは「GDP1兆元を達(dá)成した都市の多くはすでに経済のエンジンを乗せ換えているが、一部の都市ではなおも政府主導(dǎo)の巨額投資に頼っている。投資による刺激の効果が徐々に弱まる中で、多くの都市はより持続可能な、活力に満ちた成長(zhǎng)モデルへと転換しなければならない」と語っている。（翻訳?編集/川尻）