2017年2月21日、中國(guó)の金融情報(bào)サイト?匯金網(wǎng)が、日本の隠れた経済力について紹介する記事を掲載した。

記事はまず、近年の中國(guó)の経済発展が目を見(jiàn)張るものであることを紹介。鉄鋼や石炭、コンクリートの生産量で世界一となるなど、多くの分野で世界一になっているとした。

しかし、こうした數(shù)字は中國(guó)の経済力が強(qiáng)くなったことを示すものではないと指摘。中國(guó)の世界一は往々にして技術(shù)を含まない労働密集型のものであり、技術(shù)力を含んだ製品はつくり出せていないとした。例えば、鉄鋼の生産量は中國(guó)が世界一でも、特殊鋼では日本が世界一であると指摘した。

また、日本経済は完全に中國(guó)市場(chǎng)に依存しているわけではないとも紹介。日本は米國(guó)や歐州、カナダ、オーストラリア及び新興市場(chǎng)などに大量の投資をしており、日本國(guó)內(nèi)は不景気でも日本の経済的実力は國(guó)內(nèi)だけではないのだと論じた。

日本は、「失われた10年」で株価や不動(dòng)産価格の暴落を経験したものの、円高にもなっており、ドルで計(jì)算すれば決して大きく下がってはいないと記事は主張。円高のおかげで薄利や付加価値の低い産業(yè)が海外へ移転するきっかけとなり、高付加価値製品に集中することができ、海外での買収コストも下げることができたと、メリットを強(qiáng)調(diào)した。

従って、國(guó)民総生産（GDP）や一部の有名企業(yè)の巨額損失のニュースだけで真の日本経済の実力を理解することはできないと主張。日本と貿(mào)易戦爭(zhēng)になれば、中國(guó)は日本製品不買やレアアースの輸出禁止などで経済制裁できるものの、日本が核心部品の輸出を停止したら、中國(guó)は製品を組み立てることができず、制裁を受けることになると指摘した。

これらを基に、日本経済は実際のところとても強(qiáng)く、一部メディアが報(bào)道するように衰退してはいないと指摘。1980年代の経済拡張期に米國(guó)からの打撃を受けたため隠れるようになっただけで、これまで隠してきた経済的実力は中國(guó)人の想像をはるかに越えるものだと主張した。（翻訳?編集/山中）