中國のごみ焼卻場(chǎng)、無理なコスト抑制により大量の有害物質(zhì)を拡散―米メディア

Record China    2017年2月23日(木) 7時(shí)20分

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20日、環(huán)境網(wǎng)が中國のごみ焼卻問題の現(xiàn)狀について伝えた。民間の焼卻施設(shè)が環(huán)境保護(hù)よりもコスト抑制を優(yōu)先させ、大量の有害物質(zhì)拡散を招いているという。資料寫真。

2017年2月20日、環(huán)境網(wǎng)は米公共ラジオ局NPRの報(bào)道を引用して、中國のごみ焼卻問題の現(xiàn)狀について伝えた。

北京市にある高安屯ごみ焼卻発電所は9カ月前に使用が開始された。1000度の高溫でゴミを焼卻し、発生したエネルギーで14萬戸の家庭へ電気を供給している。主任技師の陳輝(チェン?フイ)氏は、「ごみ焼卻に伴う排出物は歐州連合(EU)基準(zhǔn)を下回り、米國より高い燃焼技術(shù)を誇っている。我々の最大の目標(biāo)は環(huán)境保護(hù)だ。政府の投資によって建設(shè)?運(yùn)営されている非営利施設(shè)だ」と話す。

だが、中國の他の地域がすべて同じような狀況かというとそうではない。中國は2020年までに40%のごみ焼卻達(dá)成を目標(biāo)としている。だが、中國?ドイツ再生可能エネルギー協(xié)同センターの陶光遠(yuǎn)(タオ?グアンユエン)執(zhí)行主任によれば、大部分のごみ焼卻場(chǎng)は民間経営で、「焼卻費(fèi)用を低く見積もらなければ、政府と契約を結(jié)ぶことができない。そのため、彼らは1トンあたり4ドル(約450円)以下に抑えようとする。これではクリーンな方式を選択することはできない」という。

中國政府の設(shè)定予算は1トンあたり10ドル(約1130円)前後だが、この基準(zhǔn)をはるかに下回る焼卻施設(shè)がほとんど。中國メディアの過去の報(bào)道によると、紹興市のごみ焼卻場(chǎng)は1トン當(dāng)たり3ドル(約340円)で政府の入札公示に応じ、落札している。

高安屯ごみ焼卻発電所のようにクリーンな燃焼方式を採用するには、燃焼溫度を850度以上とし、さらに最先端のろ過システムでダイオキシンやその他の有毒ガスを除去しなければならない。北京のような大都市ならこうした費(fèi)用もまかなえるが、その他の地域では政府予算も限られ、多額の資金を投入するのは困難だ。そのため、大部分の企業(yè)が低コストの燃焼方式を採用し、その結(jié)果として、大気中に大量の有害物質(zhì)を拡散しているという。

世界銀行が公表した報(bào)告書によると、今後8年間、中國では1日140萬トンのごみが排出される。これらの半分は焼卻場(chǎng)で燃やされるわけだが、現(xiàn)在は環(huán)境保護(hù)よりも利益重視の姿勢(shì)が鮮明となっている。(翻訳?編集/村崎)

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