2008年3月11日、ハリウッドで躍進中のチャン?ツィイー(章子怡)が、「米メディア王」ことルパート?マードックの妻らと映畫制作會社を設(shè)立するというニュースが流れた。最新作ではヒュー?グラントとの共演が決まるなど、海外でのキャリアが順調(diào)にスケールアップするなか、ツィイーは「女優(yōu)」の枠まで軽々と飛び越えようとしているようだ。

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中國が生んだ國際スター、チャン?ツィイー(章子怡)は、そのキャリアの滑り出しからしてスケールが違った。チャン?イーモウ(張蕓謀)監(jiān)督に抜擢され、「初戀のきた道」(1999)の可憐な田舎娘役でスクリーンデビュー。その純情無垢で可憐な姿を観客の眼に鮮烈に焼きつけ、「第2のコン?リー(鞏俐)登場」と話題になった。

その後は、アン?リー(李安)監(jiān)督の「グリーン?デスティニー」(2000)をはじめ、ウォン?カーウァイ(王家衛(wèi))監(jiān)督の「2046」(2004)、チェン?カイコー監(jiān)督の「梅蘭芳」(今年8月中國公開予定)と、國內(nèi)の有名監(jiān)督の作品を渡り歩き、その間に「ラッシュアワー2」(2001)でハリウッドデビュー、「MUSA」(2001)で韓國デビュー、「オペレッタ貍御殿」(2005)で日本デビューと、著々と海外進出を進めてきた。そしてゴールデングローブ賞主演女優(yōu)賞にノミネートされた「SAYURI」(2005)で、完全に海外での足場を固めた。デビュー時から売りにしてきた清楚可憐なマスクの下には、ハリウッドで渡り合えるほどの芯の強さと上昇志向が眠っていたのだ。

キャリアを著実に伸ばすと同時に、プライベートの戀愛も著実にグレードアップしている。デビュー時には國內(nèi)の大御所、チャン?イーモウ(張蕓謀)監(jiān)督をメロメロにし、その後、香港の大富豪の孫で青年実業(yè)家の霍啓山氏にスパッと乗り換え。そして現(xiàn)在は、アメリカのインディペンデント系映畫製作會社「ワインスタイン?カンパニー」の株主でハリウッドの実力者、ヴィヴィ?ネヴォ氏と交際している。それぞれの交際がキャリアに結(jié)びついているところが、何ともたくましい。

■チャン?ツィイー(章子怡)

1979年2月9日、北京生まれ。女優(yōu)。2000年、中央戯劇學(xué)院卒業(yè)。チャン?イーモウ(張蕓謀)監(jiān)督の大ヒット作品「初戀のきた道」(1999)の主演でスクリーンデビュー。代表作に「グリーン?デスティニー」(2000)、「HERO」(2002)、「SAYURI」(2005)など。新作はチェン?カイコー監(jiān)督の「梅蘭芳」(今年8月中國公開予定)。日本では花王「アジエンス」のイメージキャラクターとしてお馴染み。(翻訳?編集/愛玉)