「韓國初」の五輪金メダル、表彰式で掲げられたのは日本國旗だった?

Record China    2017年2月23日(木) 19時30分

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韓國平昌冬季五輪開幕まで1年を切ったというニュースが中國でも注目を集めた。それに合わせて中國のニュースメディアが、韓國が五輪で初めて獲得した金メダルについて紹介する記事を掲載している。寫真は日本國旗。

韓國平昌冬季五輪開幕まで1年を切ったというニュースが中國でも注目を集めた。それに合わせて中國のニュースメディアが、韓國が五輪で初めて獲得した金メダルについて紹介する記事を掲載している。

記事は「これが韓國初の五輪金メダル、だが掲げられたのは日本國旗だった」と題するもので、「韓國が初めて五輪金メダルを獲得したのは中國よりも早かった。もっとも、表彰式で掲げられたのは日本國旗であり、國際社會もそれを認めた」と伝えた。どういうことなのか。

ここで言われる「韓國初の五輪金メダル」を獲得したのは、1936年のベルリン五輪のマラソンでアジアの選手として初めて金メダルを獲得した孫基禎(ソン?ギジョン)だ。孫は日本統(tǒng)治時代の朝鮮出身で、同大會に日本代表として出場。2時間29分19秒という當時の五輪新記録で優(yōu)勝した。韓國建國後に韓國籍を取得し、韓國陸連の會長を務(wù)めたことや、自らを日本人だとは考えていなかったことなどから、孫は韓國にとって「民族的な英雄」であるとも言われている。

韓國セヌリ黨の國會議員で、孫基禎記念財団理事長の金聖泰(キム?ソンテ)氏は13年にグーグル検索で孫の國籍が「日本」と表示されることについて同社に抗議したほか、昨年8月には孫の五輪出場當時の國籍を「韓國」とするよう國會で特別決議を目指すと表明した。また、同12月には同財団がソウル市內(nèi)の孫基禎體育公園に、五輪當時に胸に付けていた日の丸の代わりに太極旗(韓國國旗)を付けた孫の銅像を設(shè)置している。

ただ、この認識が韓國で一般的かと言えば必ずしもそうではないようで、韓國版ウィキペディアでは1976年にモントリオール五輪のレスリングで金メダルを獲得した梁正模(ヤン?ジョンモ)が「韓國初の五輪金メダリスト」とされているほか、「韓國の五輪金メダリスト」のリストにも孫基禎の名前はない。

ちなみに、日本初の五輪金メダリストは1928年アムステルダム五輪の三段跳で優(yōu)勝した織田幹雄。中國初の五輪金メダリストは1984年のロサンゼルス五輪男子50メートルピストルで優(yōu)勝した許海峰(シュー?ハイフォン)である。(翻訳?編集/北田

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