「日本人患者の抜歯の時、麻酔を少なくした」=愚かな愛國主義にへきえきする中國人―中國紙

Record China    2017年2月26日(日) 22時20分

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24日、新京報は記事「“日本人の抜歯は麻酔少なめで”と女性歯科醫(yī)、醫(yī)療モラル違反は愛國的行為ではない」を掲載した。こうした愚かな行動によって、愛國主義そのものに嫌気を感じる中國人が増えていると記事は指摘する。資料寫真。

2017年2月24日、新京報は記事「“日本人の抜歯は麻酔少なめで”と女性歯科醫(yī)、醫(yī)療モラル違反は愛國的行為ではない」を掲載した。

先日來、中國のネットを騒がしているのが「愛國女性歯科醫(yī)問題」だ。江蘇省蘇州市の女性歯科醫(yī)?劉はメッセージアプリで、「日本人男性の歯を2本抜いた。わざと麻酔を少なくした」とのメッセージと、日本人男性のパスポートと歯の寫真を知人に送っていた。その會話記録がネットに流出し、「ニセ愛國」「非道徳的だ」と批判が殺到している。劉は「仲間うちの冗談で実際には麻酔は減らしていないが、すべきことではなかった」と謝罪文を発表している。

記事は「以前から中國では間違った愛國主義がしばしば話題となってきた」と指摘する。中國の企業(yè)家?郭斌(グゥオ?ビン)は昨年9月18日、「日本のホテルで水道を出しっぱなしにしてきた」と投稿し炎上。プロバスケットボール選手の楊鳴(ヤン?ミン)は同日、SNSに「國恥を忘れるな!」との書き込みを投稿したが、添えられていた寫真は2008年のサッカー?東アジア選手権で中國の李[王韋]峰(リー?ウェイフォン)が日本の鈴木啓太の首を絞めているというもの。愛國の名の下にラフプレーを容認(rèn)するのかと炎上した。

記事は「殘念なことに一部の人間はこうした発言や行動を支持しているが、淺はかな愛國主義としか言いようがない。むしろこうした愚かな行動は愛國主義をおとしめるものとなっている」と斷じる。さらに「今では愛國という言葉を聞くだけでうんざりする人も多いが、それもこうした愚かな行為がもたらした結(jié)果だ」とし、「自分の生まれた地を愛するのは當(dāng)然のこと。だが公共道徳、モラルを守らなければ、先人が血を流して築いたこの國をおとしめることになる。今後はこうした愚かな愛國が登場しないことを祈る」としている。(翻訳?編集/

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