2017年2月24日、中國(guó)のネット上に北海道旅行でアクシデントに見(jiàn)舞われつつも、日本の素養(yǎng)の高さを感じたことをつづった旅行記が掲載された。

留壽都の夜。 真夜中に娘は急に夢(mèng)から覚めてベッドから飛び起き、トイレに行って嘔吐（おうと）した。私はただの消化不良かと思って持參した薬を娘に飲ませた。ところが娘の嘔吐と下痢は止まらなかった。今日は午前10時(shí)半に犬ぞりを予約していたのだけれど、娘は自分から具合が悪いので行けないと言ってきた。11時(shí)になり、やっとのことで娘を連れ出し、何か食べようとしたが、結(jié)局少しのご飯とトマトジュースを半分飲んだだけで、嘔吐した量の方がずっと多かった。

ホテルのフロントに行き、一番近い診療所は車で15分の距離だと分かった。私たちはホテルに日本語(yǔ)と英語(yǔ)の分かる人が一緒に來(lái)てくれるよう頼んだ。そうでないと醫(yī)者と意思疎通ができないからだ。ホテルは、電話をして中國(guó)籍の女性従業(yè)員Aさんを呼んでくれた。彼女は、診療所の予約はもう済んでいて、醫(yī)者は英語(yǔ)ができるから心配いらないと言った。

車を運(yùn)転してくれたのは若い男性で、彼は「don’t worry」と言いながら、雪の中アクセルを踏んだ。本當(dāng)に一面の雪景色で、ホテル周辺は荒野のようで道は完全に雪で覆われており、トラックが通ると雪が舞い上がって視界は10メートル先も見(jiàn)えなくなるほどだった。でも、焦った顔色の運(yùn)転手は最後までアクセルを緩めることはなかった。

小さな診療所には、ほかに病人はいなかったようで、1人の醫(yī)者と2、3人の看護(hù)師が見(jiàn)てくれたが、みんな英語(yǔ)が上手だった。でも、私たち夫婦の英語(yǔ)が下手すぎた。困っている時(shí)にちょうど「渡りに船」で、ホテルのAさんが電話をかけてきて通訳してくれた。問(wèn)診後、Aさんは電話を切ったが、少ししたらまた醫(yī)者が來(lái)て、薬の飲み方や體の休め方などを説明してきた。一緒に來(lái)た運(yùn)転手が「心配いらない」と合図し、醫(yī)者の話を運(yùn)転手がメモしてから、再びAさんに電話をかけ、メモの要點(diǎn)をAさんに伝えて通訳してもらった。

診療所內(nèi)はとても小さかったが少しも汚れておらず、夫はわざわざトイレにまで見(jiàn)學(xué)に行った。夫が言うには、その清潔さは想像をはるかに超えていたそうだ。診療所はまさにアニメの「ブラックジャック」や、テレビの「醫(yī)龍―Team Medical Dragon」のような感じだった。病院食もよく作られていて、お粥、おかず、果物があったが、なんとそこにはあの伝説のテレビより高いと言われるメロンがついていたのだ。私たち夫婦は娘に「おいしい？おいしいの？うちで食べるメロンとどこが違うの？」と質(zhì)問(wèn)しまくった。

私たち夫婦は何が悪くて娘を病気にさせてしまったのだろう、と反省していた。帰國(guó)してから、中國(guó)や日本、オーストラリアでノロウイルスが流行しているとのニュースを見(jiàn)て、娘は日本でノロウイルスに感染したのだと分かった。でも、Aさん、運(yùn)転手の若者、醫(yī)者と看護(hù)師たちの対応は、こうした仕事に就いている人の高い素養(yǎng)を私たちに実感させることとなり、とても感謝している。日本の高度に発展したサービス精神は、私たちの個(gè)人旅行を安心させるに十分だった。機(jī)會(huì)があったら再び留壽都を訪れ、遊び殘したことを楽しみたい?。ǚU?編集/山中）