2017年2月27日、米紙ニューヨーク?タイムズによると、中國が昨年外國人に対する永住権の発給數(shù)を大幅に増やしたものの、米國に比べればなおもはるかに小規(guī)模であるという。

同紙は、中國政府系メディアの報(bào)道として、中國では2016年に前年比で163％多い1576人の外國人に永住権を與えたと紹介する一方で「人口13億人、外國人居住者約60萬人の國としては、永住権を取れる人の數(shù)はなおも非常に少ない。米國政府によれば、約人口3億2400萬の米國が15年に発行したグリーンカードは100萬枚を超えるという」と伝えた。

「中國の移民政策は日本や韓國と似て『極めて強(qiáng)い民族國家意識(shí)』をベースにしたものであり、自分たちの純潔性を保つために、本當(dāng)に必要な人たちしか呼び込まない」と分析する専門家もいる。上海では15年、現(xiàn)地に居住する外國人の永住権資格を緩和したが、それでも上海に4年以上居住していることの証明や、60萬元の年収が必要だという。

永住権の取得と並び、中國にも外國人が中國國籍を取得する道はある。1957年にノーベル物理學(xué)賞を受賞した楊振寧（ヤン?ジェンニン）、2000年にコンピューター科學(xué)分野のチューリング賞を受賞した姚期智（アンドリュー?チーチー?ヤオ）の両氏は、米國籍を捨てて中國籍を取得した。ただ、同紙によると「こういった成功例は極めてまれ」であるという。

同紙はまた、「近ごろ中國で実施されている新たな就労許可制度によって、外國人の中國での就業(yè)が制限されるという。中國では最終的に低技術(shù)労働者が不足する可能性があり、自由な移民政策が中國経済の長期的な発展を助けると予測(cè)する人口學(xué)者もいるが、中國では今もなお『農(nóng)民工』と呼ばれる出稼ぎ労働者たちが全國で仕事を探しており、中國政府にはまだ外國人労働者を受け入れる考えはない」としている。（翻訳?編集/川尻）