韓國、日本からの獨立運動記念日に國旗掲揚がはばかられる理由=韓國ネット「僕も今年はやめておく」「國旗を見てまず思い浮かぶのは…」

Record China    2017年2月28日(火) 18時0分

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28日、日本からの獨立運動をたたえる記念日「三一節(jié)」を翌日に控え、韓國?東亜日報は、祝日に各地で掲げられる國旗(太極旗)が今年は思わぬ「伏兵」に直面していると報じた。寫真はソウルの古宮?景福宮の光化門。

2017年2月28日、日本からの獨立運動をたたえる記念日「三一節(jié)」を翌日に控え、韓國?東亜日報は、祝日に各地で掲げられる國旗(太極旗)が今年は思わぬ「伏兵」に直面していると報じた。

1919年3月1日に日本の支配に対抗し起こった獨立運動を記念する三一節(jié)は、8月15日の日本からの解放を祝う祝日「光復(fù)節(jié)」と並び、韓國人の愛國心が盛り上がる大事な祝日だ。

ソウルはもちろん各地で自治體などが主導(dǎo)し街に國旗が掲げられるのが常だが、今年は國旗を手に街に出る職員らに向け市民から時に不審げな視線が注がれている。昨年末ごろから、樸槿恵(パク?クネ)大統(tǒng)領(lǐng)の弾劾に反対する樸氏支持団體が太極旗をシンボルに掲げ、弾劾を叫ぶ市民らの「ろうそく集會」に対抗する「太極旗集會」を展開しているためだ。憲法裁判所による樸氏の弾劾審理が大詰めを迎える中、太極旗集會は過激さを増し一部で暴行事件が起こるなど問題となっている。

2000年代、ソウルでは市民による祝日の國旗掲揚率が10%に満たないことが判明し、各區(qū)が掲揚率の上昇に力を入れているところでもある。三一節(jié)を前に地區(qū)の住民センターで國旗を無料で配布したり、國旗を手に市民行進を計畫したりと取り組みも本格化しているが、多くの市民はその趣旨に賛同しながらも太極旗集會との関連を懸念しているようだ。國旗掲揚を促す意味を區(qū)役所に改めて問いただす人や、「朝9時から放送で『太極旗を掲げましょう』とうるさい」と苦情を寄せる市民もいるという。

この話題に韓國のネットユーザーの関心は非常に高く、記事には4000を超えるコメントが寄せられている。中でも「太極旗嫌悪癥になりそう」「國旗を見るとまず樸大統(tǒng)領(lǐng)支持団體を思い浮かべてしまう」「団體のせいで太極旗に対する感動がなくなった」「大切にしていた物に他人の名前を書かれた感じ。気分悪い」「太極旗が売國の象徴になってしまった」など、太極旗集會の影響で國旗そのものへの考え方が変わってしまったとの聲が目立つ。

また、「樸槿恵のせいで太極旗の品位がここまでぶち壊されるとは嘆かわしい」「自國の國旗を見て不快になるような國がきちんと回るはずがない」と嘆く聲や、「政治的デモに太極旗を使えないようにする法律を作ろう」と対策を訴える聲、「今年は掲げない」「僕も今年はやめとうこうかな」と宣言するものもあった。(翻訳?編集/吉金

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