2017年3年1日、中國(guó)メディア?騰訊の時(shí)事評(píng)論に、中國(guó)の歴史學(xué)者?楊津濤氏が、「日本と中國(guó)の森林率（國(guó)土面積に対する森林面積の割合）はなぜこれほどもの違いが生じたのか」と指摘する記事を寄稿した。

グーグルの「グローバルフォレストウオッチ」ではほぼリアルタイムで世界各地の森林の狀況が観察できるが、中國(guó)の華北、東北、西北など多くの地域が緑のない狀態(tài)なのに対し、日本はほぼ全域が深い緑で覆われているのがわかる。

中國(guó)政府が公式に発表した統(tǒng)計(jì)では、2012年の時(shí)點(diǎn)で森林面積は194萬(wàn)5422平方キロで、森林率は20．36％。日本は1995年の時(shí)點(diǎn)で67％だった。

日本では1897年に「森林法」が初めて制定され、森林の保護(hù)が開始。第2次世界大戦後には減少した森林回復(fù)を図る政策がスタートし、政府が出資して水源などのある森林を買い取る大規(guī)模な保護(hù)林制度を設(shè)けた。1960年代には木材の輸入も開始した。

日本では森林資源の58％が個(gè)人の所有物となっており、植樹を促すため政府が多くの優(yōu)遇策を行っていることも見逃せない。中國(guó)では1980年代に「集団林権制度改革」を進(jìn)めたが、権利の扱いや経営、利益の不明確さから、農(nóng)民にも行政にも不満が生じ、改革は失敗に終わってしまった。（翻訳?編集/岡田）