Record China 2017年3月9日(木) 13時50分
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中國ではここ數(shù)日、韓國のTHAAD配備に反発して韓國製品のボイコット運動まで起こっているが、その話題と関連して日本が思わぬところで利用されていたことがわかった。
中國ではここ數(shù)日、韓國の高高度防衛(wèi)ミサイル(THAAD)配備に反発して韓國製品の不買(ボイコット)運動が起こっているが、その話題と関連して日本が思わぬところで「利用」されていたことがわかった。
中國メディア?観察者網によると、中國のネット上では最近、THAAD問題と関連して、ある日本のテレビ番組の畫像が出回っていたという。畫像は日本人が街頭インタビューを受けているもので、そこには次のような中國語の字幕が付されていた。
「中國人はいつもボイコットをしている」
「中國はすべての近隣諸國と関係が悪いようだ」
「中國人はこれまで自己について振り返ったことも反省したこともなく、ただ相手を敵対勢力のリストに入れるだけ」
「中國は國際社會から批判を受けると、いつも『いかなる言い訳を用いて我々の內政に干渉することも許さない』と言う割に、韓國が自國の安全のために行ったこと(THAAD配備)には、逆にさまざまな言い訳を駆使して韓國の內政に干渉している」
「中國人は多くの概念を発明して、永遠に自分が正しいようにしている。韓國の正當な自衛(wèi)措置も、中國にとっては『戦略的バランスを損なう』ものになる」
しかし、この字幕は実際の內容とはまったく異なるものだ。畫像に使われた日本の番組は、2014年8月18日にテレビ朝日で放送された池上解説塾の中國特集で、実際には「中國と聞いて何を思いますか?」と問われた日本人が「力を持っている」「経済成長」「萬里の長城」「パンダ」などと回答していたシーンである。
畫像ではこのほか、池上彰氏やスタジオの出演者の発言にも、それぞれまったく異なる中國語の字幕が付けられている。例を挙げると、「中國人の世界観と歴史観は、全て狹隘(きょうあい)な民族主義に捕らわれている」「中國人は日本や韓國が米國に付き従っていることを恥だと思っている。しかし、中國人が言う輝かしい歴史、あちこちから朝貢を受け、多くの屬國を有していた歴史については、恥と思うどころかむしろ栄譽だと思っている」などで、その內容は中國を批判するものになっている。観察者網によると、「字幕の99%が間違い」だという。
この畫像が7日にネット上にアップされると、多くのユーザーが真に受け、1萬件以上のコメントが寄せられた。ただ、中には間違った字幕だと気付いたユーザーも少なくなく、「実際の発言はこの中國語の字幕と全く関係ないものだ」「元になった動畫を見た。14年のものだ。偽字幕を付けるにも節(jié)度を持て」といったコメントも。また、畫像をアップしたユーザーは、これまでにも大量の加工した畫像を投稿しており、「君の普段の畫像は笑えるけど、今回の目的はいたずらじゃない。デマを流そうとしたんだろう」と批判し、通報を示唆する聲も挙がっている。
一方で、「字幕は実際の発言とは異なるが、內容には一理ある」という意見も。「字幕が加工されているからどうだというんだ?(內容は)明らかに客観的な事実だろう。死んでも自分の責任を認めないのは中國人の問題の一つ。中國の近隣諸國との関係は本當に最悪」「この(アップしたユーザーの)アカウントはもともと娯楽用なのに『デマだ』『通報だ』と。中國のような反省や自嘲の精神に欠ける國では、こういうのは長く続かないんだよな」といったコメントがそれだ。中國は近年、ネット上のデマの取り締まりに力を入れているが、この畫像をアップしたユーザーもその対象になるのか注目される。(編集/北田)
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