2017年3月9日、環(huán)球網(wǎng)によると、內(nèi)モンゴル自治區(qū)オルドス市東勝區(qū)で市民が約290萬円の入った袋を誤って捨ててしまうトラブルが起きた。

6日朝、同自治區(qū)に住む文（ウェン）さんは、いつも通り自ら経営する食糧品店に行く準(zhǔn)備をしていた。この日は友人から「お金を貸してほしい」と頼まれたため、現(xiàn)金17萬6500元（約290萬円）を入れた青い手提げ袋を持って降りた。いつもの習(xí)慣でビニールのごみ袋も一緒に持っていたのだが、途中で電話がかかって來たのに気を取られ、うっかり現(xiàn)金入りの袋の方をごみ箱に放り投げてしまったという。

その後、重大なミスを犯したことに気づいた文さんは、慌てて家族に電話をかけ、団地じゅうのごみ箱を探してもらったが、袋は見つからず。通報を受けた警察官が団地內(nèi)の防犯カメラを確認(rèn)したところ、1人の高齢者が現(xiàn)金入りの袋を拾っていたことが分かった。大型の集合住宅で世帯の數(shù)が多いうえ、高齢者の顔もはっきり映っていなかったことから、警察官は止む無く一軒一軒聞いて回ることに。2時間あまりの聞き込み調(diào)査の結(jié)果、ようやく當(dāng)事者の高齢男性にたどり著いた。

この高齢男性は仕事に就けず、普段はクズ拾いをして家計の足しにしていたとのことで、この日もごみ箱をひっくり返していたところ布の袋を発見、開けてみたら現(xiàn)金が大量に入っていて驚き、慌てて家族を呼んだという。男性の家族が袋を文さんに返すと、文さんは元通りの金額が入っていることを確認(rèn)したうえで、謝禮として1000元（約1萬7000円）を渡したという。（翻訳?編集/川尻）