2017年3月10日、宮坂學(xué)ヤフージャパン社長(zhǎng)が日本記者クラブで會(huì)見(jiàn)し、同社の働き方改革に関する制度や取り組みについて、『週休3日制』や『どこでもオフィス』などに挑戦し、「社員の幸せと利益向上を両立させたい」と強(qiáng)調(diào)した。発言要旨は次の通り。

【その他の寫(xiě)真】

インターネットの進(jìn)歩は凄まじい。この20年でハードディスクの容量、速さなどは1000倍、1萬(wàn)倍になった。ありとあらゆるものがインターネットで済ませることができ、日常的な生活に入り込み、インターネットのない生活は想像できない。

◆人々を幸せにしているのだろうか

ただ（技術(shù)の進(jìn)歩は）人々を幸せにしているのだろうか?！溉恕─蛐窑护恕工趣いΔ韦?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=ソフトバンク'>ソフトバンクヤフージャパンが屬するソフトバンクグループの理念。日本は世界幸福度調(diào)査であまり上位に位置していない。便利になったのにストレス障害などが増えている実感がある。便利度は上がったが、幸福度に関してはあまり変わっていないのはなぜだろうか。

戦時(shí)中は生き殘りのために必死で、戦後の混亂期は食べていくのに懸命だった。高度経済成長(zhǎng)時(shí)代はいろんなものが欲しいから働いた。若い世代ではもっと世の中ために役立ちたいとか他の人を幸福にしたいという人が徐々に増えているのではないか。

情報(bào)技術(shù)で人々の社會(huì)の土臺(tái)を変えていくのが、ヤフーのミッション（使命）だ。昨年創(chuàng)業(yè)20周年を迎えたが、（この間に）社會(huì)の土臺(tái)を変えて便利にすることは、まあできたと思う。一方で人々の課題を解決して幸せにつなげられたか、経営者としてあまり自信がない。働く人については情報(bào)技術(shù)を使ってもっと便利に仕事ができるようにしたい。充実感や幸福感を得られる會(huì)社をつくれないか考えている。

日本の人口の2人に1人に相當(dāng)する約6000萬(wàn)人が長(zhǎng)い時(shí)間を會(huì)社や組織で過(guò)ごしている。勤務(wù)時(shí)間は年間約1800時(shí)間。平均通勤時(shí)間の一日1時(shí)間40分を加えると2000時(shí)間を超えてしまう。年間の生活の3割を仕事で費(fèi)やされる計(jì)算だ。働く人が充実して幸福感を持って仕事ができるようにならなければならない。ヤフーとしても試行錯(cuò)誤しながらやっている。

人事制度で大事なのは社員が肉體的に安全であること。心から安心して働ける場(chǎng)所　仕事を通じて暮らしていくための経済的なメリットを得られること。その上で自分のやりたいことができ、才能や情熱を解き放つことができる環(huán)境をつくる。そして仕事が世の中に貢獻(xiàn)できるものになることだと考える。

もちろん大きな利益が出る會(huì)社にしたいが、會(huì)社だけが利益を出して社員がへとへとになるのは避けなければならない。一方で社員は楽しくやっているが會(huì)社は利益が出ないというのもよくない。2つを両立できるよう、難しくても連立方程式を解くような経営に挑戦したい。

◆萬(wàn)全な健康管理へ、自ら「主任責(zé)任者」に就任

社員の心身を健康な狀態(tài)に保つことは最低限の目標(biāo)であり、「CCO（チーフ?コンディショニング?オフィサー）」という役職を新設(shè)して私が就任した。統(tǒng)計(jì)では日本の労働者の30％の人が疲れ、睡眠不足の人が多いというデータがある。社員証で決済する社員食堂で使用する皿はすべてに無(wú)線タグをつけており、総カロリーや塩分、栄養(yǎng)価などの履歴を自分でいつでも確認(rèn)できる。10年ぐらい経てば健康診斷の結(jié)果との相関関係が分かり、メタボ警告も出せるようになる。

「テクノロジー」による働き方の変革も進(jìn)めている。昨年10月から社員の新幹線通勤を解禁した。パソコンやスマホの活用により通勤時(shí)間も貴重な労働時(shí)間に替えられる。

職場(chǎng)は、本社というリアルな場(chǎng)所ではなくクラウド上にある。時(shí)間にも場(chǎng)所にも縛られない『どこでもオフィス』を?qū)毪筏?。月?日、會(huì)社でも自宅や喫茶店でも、生産性を発揮できる場(chǎng)所で働ける。もちろん會(huì)社でもよく選ぶ権利がある。登記上は東京だが、勤務(wù)地はクラウド。テクノロジーを使えば生産性を上げられる。

今年4月からは、育児や介護(hù)などを行う社員を?qū)澫螭?、希望者には『週休3日』などの勤務(wù)形態(tài)を選択できるようにする。介護(hù)などへの対応の余地が広がり、辭めなくても済むケースもあると思う。

社員がやりたいことをやれるような仕組みや制度にしたい。やりたいことなら努力しても辛くない。會(huì)社の中で少しでもやりたいことが実現(xiàn)できる場(chǎng)所をつくりたい。『ヤフーアカデミア』という第2の學(xué)校をつくり　やりたいことを見(jiàn)つけられるようにした。やりたいことに挑戦できるよう希望部署への移動(dòng)を申告できる『ジョブチェン』制度も導(dǎo)入した。

◆上司が週に一回部下と面談

「情報(bào)の交差點(diǎn)」となるよう、オフィスの機(jī)はあえて直線的には配置せず、ジグザグにレイアウト。歩いていれば思わぬ人と出會(huì)って會(huì)話が始まる。社外の人も參加できる『コワーキングスペース』も設(shè)けた。本社が紀(jì)尾井町にあるので、中央官庁の人も活用している。オフィスを発信基地にしたい。様々な手?jǐn)?shù)（枠組み）を多くアップデートしていきたい。

（フレキシブルな働き方は「人事評(píng)価」が難しいのではないかとの問(wèn)いに対し）悩ましいところだが、上司が週に一回は部下と1対1で面談する機(jī)會(huì)を設(shè)けた。これまでは年に數(shù)回しかなかったが、コミュニケーションは密になった。どこに座っているかよりも部下との會(huì)話を通じて、きちんと把握しているかが重要である。社員自身の成果と同時(shí)に他の社員やチームを支援したかも評(píng)価の対象としたい。1人當(dāng)たりの利益率を上げることは重要であり、利益向上と社員の幸せを両立させたい。（八牧浩行）

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長(zhǎng)、常務(wù)取締役編集局長(zhǎng)等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國(guó)、アフリカ、中東、アジア諸國(guó)を取材。英國(guó)?サッチャー首相、中國(guó)?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見(jiàn)。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問(wèn)。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國(guó)危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國(guó)為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。