韓國鉄道警察がテロリストらしき客を選んで行う保安検査、「差別的」と利用者から指摘も

Record China    2017年7月5日(水) 8時40分

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4日、韓國?聯(lián)合ニュースは、韓國國土交通部が鉄道テロ防止のために10カ月間にわたって実施している鉄道保安検査に対し、市民から不満の聲が続出していると報じた。寫真は韓國高速鉄道KTXの駅ホーム。

2017年7月4日、韓國?聯(lián)合ニュースは、韓國國土交通部が鉄道テロ防止のために10カ月間にわたって実施している鉄道保安検査に対し、市民から不満の聲が続出していると報じた。

韓國では昨年8月23日から、ソウル駅や釜山(プサン)駅、五松(オソン)駅など主要駅で保安検査が実施されている。全員が対象となる空港での検査とは異なり、鉄道警察が対象者を選んで検査臺を通過させるシステムだが、旅行用スーツケースなど大きなかばんを所持している乗客を主に検査するなど、基準(zhǔn)の曖昧さから不満を買っているのだ。

聯(lián)合ニュースが平日午前の3時間、ソウル駅で調(diào)査した結(jié)果によると、保安検査対象となった32組(男性32人?女性16人)のうち21組(65.6%)がスーツケースを所持した一行で、それ以外の人も皆、登山用リュックなど大きなかばんを所持していたという。

対象者からは「事前告知もなく、検査理由も教えてもらえなかった」「鉄道に乗るたびにほぼ100%の確率で検査を受けた」と批判的な聲が上がる一方で、「不快だが耐えられるレベル」と肯定意見もあったほか、「東南アジア系の客を“標(biāo)的”にしたような偏見に基づいた選別が行われている」との指摘も出たという。

またこれ以外にも、保安検査を一定時間休むことに対する非難の聲も上がっている。ソウル駅では、裝備の點検を理由に先月23日午後4時から1時間にわたって検査が休止されていたという。

こうしたさまざまな指摘を受け、國土部関係者は「全員を?qū)澫螭藯蕱摔蛐肖Δ长趣想yしく、海外の事例や専門家の意見などを聞いた上で、大きなかばんの所持者を中心に検査している。ただし不快感を與えないよう無作為選別方式も並行している」と述べ、「外國人に対し『韓國で鉄道を利用したら保安検査をしていた』という認(rèn)識を與えようとしているのは事実だが、人種による差別はない」と釈明した。

この検査によりこれまで見つかった危険物所持者は4人いたが、このうち3人は所持許可を受けた人だったことが判明、折り畳み式のナイフを所持していた1人だけが銃砲?刀剣?火薬類安全管理法違反の疑いで送検された。

記事は曖昧な基準(zhǔn)による検査を批判的に報じたが、ネットユーザーからのコメントを見ると、その意見は論調(diào)とは正反対のようだ?!竾瘠伟踩韦郡幛摔筏皮毪人激盲?、素直に応じてあげて」「面倒でも保安検査を徹底してほしい。これで爆弾テロでも起こったら『なぜ徹底してやらなかったんだ』と大ブーイングになるから」「事件が起こってから何を言っても手遅れ。國土部の決定を支持する」と、検査に肯定的な聲が多數(shù)寄せられている。

また、「中國に行ってみなよ。身分証がなければチケットも買えない。駅に入るにも空港のようにチェックを受ける」「韓國の市民意識は中國にも劣ってるのか…」と中國の実態(tài)を伝える聲や、何かと大騒ぎしがちな韓國社會を皮肉って「保安検査すると大騒ぎ、検査しないで事件が起こっても大騒ぎするくせに」とするユーザーもみられた。(翻訳?編集/松村)

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