韓國の高速鉄道脫線事故は「第二のセウォル號」?異常を感知も運行止めず

Record China    2018年12月12日(水) 17時20分

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12日、韓國?ノーカットニュースは、8日に発生した韓國高速鉄道江陵線の脫線事故について「第二のセウォル號慘事」だと報じた。寫真はKTX。

2018年12月12日、韓國?ノーカットニュースは、8日に発生した韓國高速鉄道(KTX)江陵線の脫線事故について「第二のセウォル號慘事」だと報じた。

記事によると、11日に行われた國會國土交通委員會の緊急懸案質(zhì)疑では、事故當(dāng)時の狀況が記録された音聲録音ファイルが公開された。それによると、江陵発のKTXが脫線したのは8日午前7時35分だが、事故発生30分前の7時7分に鉄道交通管制センターの管制官が江陵駅との交信で「これは大変なことになる」と話していた。

記事は「列車が出発する前にすでに、事故が起きた信號場の転轍(てんてつ)機の異常を知っていたということになる」と説明。また管制官は5分後の7時12分、手信號の準(zhǔn)備をして初期対応チームを至急送るよう促した。さらにその5分後には、事故が発生したKTX列車について「運行に支障はないか」と尋ね、江陵駅は「出発させられる。問題ない」と答えた。事故発生の1分前、管制官は再び「初期対応チームは到著したか」と確認(rèn)。江陵駅は到著したことを告げ、「信號部が3分だけ時間がほしいと言っているがどうするか」と聞き返す。これに管制官は「3分を越えたらすぐに手信號を出さなければならない」と答えたが、その1分後に脫線事故が発生した。このファイルについて、野黨「自由韓國黨」の議員は「誰かが列車の運行を止めるべきだったが、3分だけと非常に焦って対応したため判斷を誤ったようだ」と指摘した。

また記事によると、正確な事故の経緯を調(diào)査するためには防犯カメラの分析が必須となるが、江陵線の列車には1臺も設(shè)置されていなかった。韓國では全列車に防犯カメラの設(shè)置が義務(wù)付けられている。さらに問題の転轍機の橫にある監(jiān)視カメラも、事故當(dāng)時は電源が入っていなかったという。記事は「これが今回の事故にはセウォル號慘事(2014年4月に韓國で起きた旅客船沈沒事故)を思い起こさせる総體的な怠慢と不備があると言われている理由」と伝えている。

これに、韓國のネットユーザーからも「事故で乗客が死ぬより、自分が責(zé)められることの方が怖いようだ。大事故につながりかねないシステムに異常が見つかった時はすぐに運行中止命令を出し、原因が分かるまでは徹底的な管理下におくべきだった」「このやり取りはセウォル號の時と同じ狀況。お互いの役割を遂行するのに必死で、誰も『列車を止めて』と言えなかったんだ」「死者が出なかっただけで、セウォル號の時と同じ。あの時から何も変わっていないんだね」「いつまで安全不感癥にかかったままなの?ちゃんと働こうよ。安全で信頼できる韓國になってほしい」「たまたま運がよかっただけで、列車が最高速度で走っている時に事故が起きていたらどうなっていたことか」などの聲が寄せられている。

一方で「セウォル號と一緒にしないで。セウォル號は國が事故に遭った國民を守れずに生じた國家的な問題だけど、今回のはただの人災(zāi)」と指摘する聲も上がっている。(翻訳?編集/堂本

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