空襲警報(bào)で學(xué)校のグラウンドに避難?緊張高まるはずの韓國(guó)でおかしな民間防衛(wèi)訓(xùn)練

Record China    2017年8月24日(木) 23時(shí)30分

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23日、敵からの軍事的侵略などによる「戦時(shí)」に備えるための避難訓(xùn)練「民防空待避訓(xùn)練」がソウルなど韓國(guó)の40都市で行われたが、市民たちの反応は薄く、形式的なものに終わってしまったようだ。寫真は韓國(guó)の中學(xué)校(資料寫真)。

2017年8月23日、敵からの軍事的侵略などによる「戦時(shí)」に備えるための避難訓(xùn)練「民防空待避訓(xùn)練」がソウルなど韓國(guó)の40都市で行われた。今年は北朝鮮米國(guó)の対立が激化し緊張狀態(tài)が続く中、実際の戦闘機(jī)や有色煙幕弾も使用し空襲に備えるための実踐的なものになるはずだったが、韓國(guó)メディアの報(bào)道をみると、市民たちの反応は薄く、訓(xùn)練は形式的なものに終わってしまったようだ。

午後2時(shí)、空襲警報(bào)のサイレンが鳴り響くと、職場(chǎng)や通りにいた人たちが地下へと避難を始めた。韓國(guó)政府が作成した「非常時(shí)の國(guó)民行動(dòng)要領(lǐng)マニュアル」に沿ったもので、爆発の衝撃から身を守るのに最適とされる地下鉄駅や、ビルの地下4?5階に向かう。

しかしこのように「正しい行動(dòng)」を取らなかった市民も少なからずいたようだ。訓(xùn)練時(shí)のソウル駅の様子を伝えた世界日?qǐng)?bào)によると、行き來(lái)する市民の間に緊張感はみられず、待合室のテレビで訓(xùn)練に関する特集番組が始まっても、テレビ畫面には目もくれず自身のスマートフォンを操作する人が大半だったという。この日訓(xùn)練があることさえ知らなかったという32歳の會(huì)社員の男性は、取材に対し「適切な訓(xùn)練だとは思うが、正直なところピンと來(lái)ない」と話した。

MBCなどによると、訓(xùn)練をはなから無(wú)視する市民の姿も街には目立ったそうだ。サイレンが鳴ってから15分間は建物內(nèi)に待機(jī)しなければならないが、道行く人たちは足を止めない。駅舎を出ようとする人を警察官が止めても、そのまま通り過(guò)ぎたり、警察官にイラつきを示したりする人もいたという。また繁華街では店に流れる音楽や車が行き來(lái)する音で、空襲警報(bào)自體が聞こえにくい例もあった。

さらに訓(xùn)練時(shí)、自治體職員など公務(wù)員は市民らに避難を呼び掛ける役割も求められているが、ソウル市內(nèi)では、訓(xùn)練などまるで自分たちと関係ないかのように道端で雑談をしながら「待避時(shí)間」をつぶす若い公務(wù)員たちの姿もみられた。

子どもたちが登校していた學(xué)校での訓(xùn)練にも問題が見つかった。朝鮮日?qǐng)?bào)によると、地下に逃れるべき訓(xùn)練にもかかわらず、この日、多くの學(xué)校の子どもたちが建物の1階やグラウンドに集合避難したというのだ。

専門家は「敵の爆撃にさらされるグラウンドに出るのは自殺行為。建物の1階にとどまっても、空襲や化生放(毒ガスなどによる攻撃)の危険があるのは同じこと」と指摘するが、同紙が調(diào)べたところ、そもそも逃げるべき地階を持たない學(xué)校が大半であることが分かったという。地下のない施設(shè)の場(chǎng)合、ソウル市教育庁のマニュアルによれば「1階玄関?教室や裏山」などが避難場(chǎng)所とされているが、こうしたマニュアルの是正が急務(wù)であることが判明した。

この日の訓(xùn)練の実態(tài)に、ソウルに住む67歳の男性は「以前は民間防衛(wèi)訓(xùn)練といえば國(guó)民が熱心に參加したものだが…。こうしているうちに北朝鮮が本當(dāng)にミサイル1発でも撃ってきたら皆どう対処するつもりなのか」と懸念を口にした。韓國(guó)の大手メディアも訓(xùn)練に対する市民の無(wú)関心の問題について數(shù)多く取り上げ、ネットユーザーの大きな反響を集めている。訓(xùn)練自體は実踐的とまでいかなかったが、韓國(guó)國(guó)民の関心を多少とも高めるきっかけにはなったのかもしれない。(編集/吉金

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