2017年3月14日、中國の金融情報サイト?匯金網(wǎng)が、到來するかもしれない金融危機(jī)を前にして、米中と日本の違いについて分析する記事を掲載した。

記事は、各國の中央銀行の動きをみると、金融危機(jī)は免れないように思えると分析。米國の連邦準(zhǔn)備制度理事會（FRB）がいまだに利上げをしないのは、中國のバブル崩壊を待っているためだと主張したが、中國のバブルが崩壊したら米國はその影響を免れるのだろうかと疑問を投げ掛けた。

その上で、中國は現(xiàn)在、大量保有する米國債を猛烈なペースで売卻していることを指摘。その理由について、中國國內(nèi)の資金流通問題に使用するためだと分析した。そして中國の不動産バブルはいまだに膨張しているが、日本が20世紀(jì)に経験した不動産バブル崩壊から、崩壊に至る原因について教訓(xùn)を得ることができるとした。

それは、低すぎる利率と過剰な資金により管理監(jiān)督しきれなくなること、盲目的な信用貸付の拡大とレバレッジ効果の亂用、投資投機(jī)が流行し株式市場と不動産市場が連動して、管理監(jiān)督が形骸化することだ。

記事は、現(xiàn)在の中國はこれらの狀況がすべて當(dāng)てはまっているが、米國の狀況もまた、全面的な金融危機(jī)に面していると主張。米國では金融危機(jī)が頻繁に起きているとはいえ、市場コントロールは難しいとの見方を示した。

一方の日本は、20世紀(jì)のバブル崩壊に加え、リーマンショックを経験したものの、わずか數(shù)年で経済が復(fù)活し成長を続けていると紹介。次の金融危機(jī)が中國から來るか、それとも米國から來るかは分からないものの、米中とも金融危機(jī)に対応する能力に優(yōu)れている日本ほどの対応能力はないと結(jié)論付けた。（翻訳?編集/山中）