中國(guó)中央テレビ（CCTV）が「政府が輸入を禁止している日本の放射能汚染地域の食品が中國(guó)に入ってきている」と報(bào)じ、その中で無印良品の商品が例として挙げられていた問題で、同社は16日に中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）で反論する聲明を発表した。

CCTVは15日に放送した世界消費(fèi)者権利デーの特別番組で、「中國(guó)政府が輸入を禁止している日本の放射能汚染地域（10都県）の食品が、表示などを偽って中國(guó)で販売されている」と報(bào)じた。この中で、無印良品のとうもろこし茶や菓子類などが他の製品と共に例として挙げられていた。番組では、商品に貼られた中國(guó)語(yǔ)の商品表示では「原産國(guó)：日本」としか書かれていないが、シールをはがしたところ（輸入が禁止されている）「東京都」の住所が出てきたなどとしている。

この問題について、無印良品（上海）商業(yè)有限公司は微博の公式アカウントで「中國(guó)政府が輸入を禁止している地域の食品は輸入も販売もしていない」とする聲明を発表。CCTVが指摘した東京都の住所は、「産地」ではなく「販売者」であり、住所は本社の所在地であると説明した。また、番組で指摘された個(gè)別の商品についても、「とうもろこし茶の産地は福井県、菓子の産地は大阪府」と紹介。さらに、中國(guó)國(guó)家質(zhì)量監(jiān)督検験検疫総局の規(guī)定を順守していることや、輸入や販売に際して原産地証明書や検疫証明書を取得していることを強(qiáng)調(diào)した。

この問題は中國(guó)のネット上でも注目を集めている。ユーザー數(shù)6億人以上と言われる微博の検索ワードランキングでは、16日午前に「無印良品」が2位に上昇し、上記の聲明を発表した後には「無印良品 回答」が5位に入った。ちなみに、先日日本で大きく報(bào)じられたアパホテル関連のワードはトップ20にもほとんど入らなかった。ユーザーは身近な話題により注目するということだろう。

無印良品の微博は、午前11時(shí)45分（現(xiàn)地時(shí)間）の発表から3時(shí)間余りで1萬(wàn)5000回以上シェアされ、1萬(wàn)件以上のコメントが付いている。他のユーザーから評(píng)価の高いコメントは、「MUJIを支持する」「MUJIの品質(zhì)管理は衛(wèi)生局より上だと信じている」「ホント、MUJIはとばっちりを受けたと思うよ」「検査職員は日本語(yǔ)もわからず、『東京都』の3文字を見ただけで頭に血が上ったんだな」「産地だけを取り上げて、検査結(jié)果については言及なし。CCTVもまったくだな」など、無印良品を支持する聲が多數(shù)を占めている。（編集/北田）