2017年3月21日、環(huán)球時報は、モバイルビジネスが急速に発展している中國において、プライバシーの価値に対する認(rèn)識が高まっているとする米ブルームバーグの19日付記事を伝えた。

記事は「中國政府は國民のプライバシーにあまり関心を示さず、中國の企業(yè)や消費(fèi)者も高い期待を抱いてこなかった」としたうえで、今月に入って個人情報犯罪に関するデータが発表されたことで、突然世論がこの問題に注目するようになったと紹介した。

中國のプライバシー保護(hù)について、記事は「これまで大きな試練に立たされ続けてきた。中國の伝統(tǒng)文化では、個人のプライバシーは全體の利益の前ではそれほど重要ではないと考えられるからだ。そんな心理を利用して、一部企業(yè)のモバイル決済サービスは第三者にユーザーの購入履歴などの情報を開示している。多くのユーザーが情報を?yàn)E用されたと思っても、助けを求める道はほとんどない」と問題點(diǎn)を指摘した。

その一方で「消費(fèi)者が國內(nèi)インターネット企業(yè)に対する信頼を失えば、政府が提唱する科學(xué)技術(shù)、イノベーションの振興が自ずと難しくなるという問題の重大性に、中國はすでに気づいている。今、モバイルビジネスが生活に融け込みつつある中間層の人たちが、個人情報の保護(hù)をますます重視するようになっている」と説明。

この流れに呼応して、テンセント（騰訊）の創(chuàng)始者である馬化騰（ポニー?マー）氏が個人情報侵害の全國通報システムにリンクした情報保護(hù)基準(zhǔn)づくりを呼びかけるなどの動きが生じていることを紹介している。（翻訳?編集/川尻）