2018年1月30日、中國メディアの第一財(cái)経が、中國のスマホ市場はゼロ成長時(shí)代になったとする記事を掲載した。

市場調(diào)査機(jī)構(gòu)のCanalysが発表した最新のデータによると、2017年の中國のスマートフォン出荷臺數(shù)は4億5900萬臺にとどまり、16年と比べて4％の減少となった。中でも、第4四半期は前年同期比で14％以上も減少し、わずか1億1300萬臺だった。Canalysは、中國のスマホ市場の衰退は予想よりも早く進(jìn)んでいるとしている。

記事によると、中國大手スマホメーカーのファーウェイ（華為）は、18年の売り上げ目標(biāo)を441億ドル（約4兆8070億円）としているが、これは比較的控えめな目標(biāo)だという。また、16年には8000萬臺近くを出荷したOPPOも、18年の出荷臺數(shù)は「前年より若干増」と予測している。

17年の中國スマホ市場で出荷量が振るわなかった理由について記事は、「消費(fèi)者は基本的に従來型攜帯電話からスマートフォンへの買い替えが終わったことに加え、スマートフォンの壽命が延びているため、機(jī)種変更に対する願望が強(qiáng)くなくなっている」と分析した。

記事によると、過去2年間、中國ブランドのスマホは格安の「入門機(jī)種」を投入してきたことが、スマホ市場の急速な成長に寄與してきたという。調(diào)査會社ゼニス社の報(bào)告によると、18年までに中國のスマホユーザー數(shù)は世界一となる13億人に達(dá)するという。これはほぼ國民1人につき1臺のスマホを所有していることになる。

入門機(jī)種のスマホであっても必要な機(jī)能はそろっており、スマホの壽命も平均26．8カ月まで伸びているため、ゼニスは「5Gが普及するまでは、中國のスマホ市場は成長が停滯するだろう」と分析している。（翻訳?編集/山中）