2017年4月13日、米國のシリア攻撃以降、北朝鮮に対する予防的な先制攻撃の可能性が取り沙汰されている。一部で「米國が韓國への事前の通知なく北朝鮮を攻撃する可能性がある」と懸念する聲が出る中、韓國?朝鮮日?qǐng)?bào)は「米國が事前通知なしに北朝鮮を攻撃することが事実上不可能である3つの理由」について報(bào)じた。

記事によると、韓國國防部の文尚均（ムン?サンギュン）報(bào)道官は11日の會(huì)見で、「米國による北朝鮮への先制攻撃は米韓間の緊密な協(xié)力に基づく堅(jiān)固な米韓連合防衛(wèi)態(tài)勢(shì)の下で行われる」と強(qiáng)調(diào)した。米軍が在韓米軍を活用せずに北朝鮮を攻撃することは難しい上、現(xiàn)在の米韓同盟軍の統(tǒng)帥體系は両國の大統(tǒng)領(lǐng)?國防長(zhǎng)官?合同參謀本部議長(zhǎng)で構(gòu)成される國家統(tǒng)帥?軍事指揮機(jī)構(gòu)（NCMA）、韓米安保協(xié)議會(huì)議（SCM）、韓米軍事委員會(huì)（MCM）、米韓連合司令部という順序を踏むようになっている。先制攻撃が行われる際は両國の大統(tǒng)領(lǐng)?國防長(zhǎng)官らの事前協(xié)議と指示が必須となる。

また、制度的なものを除いても、米國が韓國への事前通知なしに北朝鮮を攻撃することは現(xiàn)実的に不可能だという。専門家らは「シリアの場(chǎng)合は戦爭(zhēng)拡大や米國人への被害を考慮する必要がなかったため攻撃できたが、北朝鮮の場(chǎng)合は全面戦を展開しなくても340門の長(zhǎng)射程砲が首都圏と米軍基地を攻撃でき、スカッドやノドンなどのミサイルで韓國全域を攻撃することも可能。これに在韓米軍のみで対応することは不可能であり、韓國軍の砲兵、玄武第2?第3ミサイル部隊(duì)などの支援が必要となる」と説明している。

さらに、朝鮮半島周辺の空母戦団の戦闘機(jī)や在日米軍、グアム基地から出撃した戦略爆撃機(jī)が北朝鮮に攻撃を加える場(chǎng)合も、在韓米軍の対北朝鮮偵察監(jiān)視と作戦態(tài)勢(shì)が強(qiáng)化されるため、韓國軍に通知せずには行えない。また、戦爭(zhēng)拡大に備えるため、米國は少なくとも3つの空母戦団と數(shù)百機(jī)の戦闘機(jī)を在日米軍基地に派遣するとみられるが、これも韓國に知られずに行うことは不可能である。韓國にいる20萬人以上の米軍と米國人の避難の動(dòng)きも、米國の先制攻撃の有無を判斷する決定的な兆候となる。ネット上では「潛水艦から長(zhǎng)距離ミサイルを數(shù)発撃てる」と懸念する聲も出ているが、専門家らは「北朝鮮がどのような反撃に出るか分からない狀況で、全面戦に対する備えなくミサイル攻撃をすることはありえない。いくらトランプ大統(tǒng)領(lǐng)でも、それがもたらす結(jié)果に対応できないだろう」と指摘した。

この報(bào)道に、韓國のネットユーザーからは「韓國への事前通知なく北朝鮮を攻撃。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)なら十分可能だ」「韓國は常に裏切られてきた」「事前協(xié)議ではなく通知？」「米國にとって韓國は協(xié)議する対象ではなく、ただの通知する対象」「米國人の避難が最優(yōu)先。それだけ見張っていれば攻撃するかしないかが分かる」「過去の大統(tǒng)領(lǐng)のせいで韓國は米國の植民地になった」「通知がきても韓國政府は國民に知らせないのだろう」「米國がすると言えばするんでしょ？北朝鮮を滅ぼせるなら韓國はどうなってもいいんでしょ？日本と米國さえ生き殘ればいいんでしょ？」など不安の聲が多く寄せられている。（翻訳?編集/堂本）