2017年10月31日、韓國(guó)で高齢の夫婦と40代の息子が心中したとみられる事件について、韓國(guó)?中央日?qǐng)?bào)が報(bào)じた。

京畿道（キョンギド）坡州（パジュ）警察署によると、同日午前9時(shí)ごろ、坡州市內(nèi)のアパートで住人のAさん（44）、父親（75）、母親（64）の家族3人の遺體が発見(jiàn)された。一家は居間で死亡しており、密閉された部屋には著火炭を使った痕跡もあったという。今年5月に離婚したAさんの元妻が警察に通報(bào)した。

警察によると、30日、自身の口座にAさん名義で2000萬(wàn)ウォン（約200萬(wàn)円）余りが振り込まれていることを知った元妻がAさんに連絡(luò)をしたものの連絡(luò)がつかず、31日に家を訪(fǎng)れ遺體を発見(jiàn)したという。警察は、Aさんが離婚後も子ども2人を育てる元妻に対し、死ぬ前に全財(cái)産をすべて送金したものとみている。

部屋からは、Aさんとその両親が書(shū)いたと思われる遺書(shū)もそれぞれ見(jiàn)つかった。Aさんの遺書(shū)には「頑張ってみようと思ったが駄目だった」、両親の遺書(shū)には「體を悪くしていて、生きたところで重荷になるだけだ」などの內(nèi)容が書(shū)かれていたという。実際、父親には長(zhǎng)年アルコール中毒の癥狀がみられ、母親は糖尿病の合併癥などを患っていた。

警察は「著火炭による一酸化炭素中毒で死亡したと思われる。ただ、部屋から睡眠剤と推定される薬なども発見(jiàn)されたことにより、正確な死亡原因を明らかにするため、國(guó)立科學(xué)捜査研究院に遺體の解剖を依頼した」と明らかにした。

事件の報(bào)を受け、韓國(guó)のネットユーザーからは「この方法が正しかったのかな？切な過(guò)ぎる」「元妻や子どもに最後まで義理を盡くそうとしたんだね」「本當(dāng)に悲しいし殘念」など一家の死を悼む聲が相次いでいる。

一方で「気持ちも分かるな。私も病人や子どもを抱えて、みんなで死にたいと思っちゃう」「日々大変だし、どうして人生はこんなに苦しいのだろう」「他人事ではない」と共感を示すコメントもみられ、「十?dāng)?shù)年前に日本で同様の事件が起きた時(shí)、韓國(guó)人は『理解できない』と皮肉った。しかし今や韓國(guó)でも起きている」と日本に言及したコメントも寄せられた。（翻訳?編集/松村）