2017年10月31日、韓國(guó)ではこのところ、ささいなことへのイラつきや怒りから暴行?殺人など極端な犯罪につながる事件が後を絶たないという。このほど韓國(guó)?世界日?qǐng)?bào)が「韓國(guó)はいつから『憤怒民國(guó)』になったのか」と題し伝えた。

韓國(guó)警察庁がまとめた2015年の統(tǒng)計(jì)資料によると、傷害や暴行など暴力犯罪37萬(wàn)2000件のうち、偶発的犯罪や現(xiàn)狀への不満から発生した犯罪は14萬(wàn)8000件と、41．3％を占めた。殺人?殺人未遂犯罪件數(shù)975件の中でも、こうした犯罪は403件あったという。10人のうち約4人が、腹立ち紛れに罪を犯したことになる。

こうした狀況に業(yè)界の専門家は「社會(huì)的剝奪感と自己恥辱感が極端な感情と怒りとして表れ犯罪につながる可能性が高い」とし、「怒りをコントロールするためには、常に家族など周囲の関心が重要だ」と強(qiáng)調(diào)した。

さらに「日増しに競(jìng)爭(zhēng)が激しくなっている中で、普段積もった不満やストレスを適切に解消できず、極端な方法として表れる場(chǎng)合が多い。特にその被害のほとんどが罪のない社會(huì)的弱者に及んでいるという點(diǎn)で、怒りのコントロール障害による犯罪を防ぐことができる社會(huì)安全網(wǎng)の構(gòu)築が急がれる」と語(yǔ)った。

別の専門家は「精神的な疾患の場(chǎng)合、治療を受けることを気にしたり、認(rèn)知しないまま生活している場(chǎng)合が多く、現(xiàn)狀の集計(jì)結(jié)果は現(xiàn)実と異なることが多い」とし、「特に最近20?30代の怒り調(diào)節(jié)障害患者の増加傾向が相対的に非常に大きい。激しい競(jìng)爭(zhēng)と就職難、これに伴う剝奪的感情が疾患を誘発し、小さな疾患を増幅させた」と分析している。

この報(bào)道を受け、韓國(guó)のネットユーザーからは「愚かな者のせいで、罪のない者が死んでいく。それが韓國(guó)」「社會(huì)的背景だけでなく、あまりにもばかげた政治家の責(zé)任もある」「こんな狀況をみると、後進(jìn)國(guó)だなあと改めて感じる」など、自國(guó)の現(xiàn)狀を憂う意見が多く寄せられた。

また、「競(jìng)爭(zhēng)は激しく、ストレスもいっぱいだ。不満を訴える余裕もない。こんな狀態(tài)でも怒りの感情を持つ余裕があるのか？」と、怒りを覚える気力さえ失いがちな現(xiàn)狀を訴える意見も。

その他に、「狀況の厳しさから辛抱することを覚える人と、逆に怒りを爆発させる人がいる。私は辛抱を覚える人になりたい」「相手に配慮できない利己的な考えから起こること」などとするコメントもあった。（翻訳?編集/三田）