2017年3月19日、韓國(guó)?ニュース1は、韓國(guó)で広まる「黃砂や大気汚染にはサムギョプサル（豚の三枚肉の焼き肉）を食べるといい」という情報(bào)の真?zhèn)韦摔膜い茍?bào)じた。

この季節(jié)、韓國(guó)は黃砂の影響で空気が悪い日が続くことが多いが、ソウルでは大気汚染が世界主要都市中2位を記録するなど問題になっている。そんな韓國(guó)では以前から、サムギョプサルに「黃砂のような小粒子狀物質(zhì)を吸著させ、體內(nèi)から急速に排出させる」効果があるとの説が広まっていた。

しかし専門家はこれはデマと指摘する。仁済（インジェ）大學(xué)白病院?家庭醫(yī)學(xué)科のカン?ジェホン教授は「かつて防塵（じん）マスクがなかった時(shí)代、炭鉱村で多くの労働者らが肺病により死亡した。當(dāng)時(shí)重労働を理由に脂肪やたんぱく質(zhì)が多く含まれる豚肉をたくさん食べたことが、現(xiàn)代の黃砂の季節(jié)に『豚肉をたくさん食べた方がいい』というデマを生むことになったようだ」と明らかにし、「サムギョプサルは胃腸管に、小粒子狀物質(zhì)は気管支に入るため経路が完全に異なる。よってお互いが接觸することは難しい」と説明した。乙支（ウルチ）大學(xué)病院 ?家庭醫(yī)學(xué)科のオ?ハンジン教授も、同様の理由から「あり得ない」と否定している。

「サムギョプサルには、相対的に有害な飽和脂肪酸より體にいい不飽和脂肪酸が多く含まれている」という説も事実が誤認(rèn)されているという。食品醫(yī)薬品安全処によると、サムギョプサルは飽和脂肪が多く、たくさん食べるほど體內(nèi)に油が蓄積されるというのだ。カトリック大學(xué)ソウル聖母病院?家庭醫(yī)學(xué)科のキム?ギョンス教授は「小粒子狀物質(zhì)中の脂溶性物質(zhì)が血液に入ってきた場(chǎng)合には、サムギョプサルの油がこれを體內(nèi)に早く吸収するようにし、排出をさらに遅らせる」と警告した。

明知（ミョンジ）病院?家庭醫(yī)學(xué)科のシン?ヒョンヨン教授によると「小粒子狀物質(zhì)を取り除く醫(yī)學(xué)的治療法は明らかになっていないため、原則として黃砂現(xiàn)象がひどい時(shí)には外出を控えたり、小粒子狀物質(zhì)を通さないマスクをすることが必須」とのことだ。

これを受け、韓國(guó)のネットユーザーからは「酒を飲むための言い訳がこうなった」「実はサムギョプサルで焼酎を1杯やりたかっただけ」と言い訳説を主張するコメントや、「そんな根も葉もない話を信じてたの？」「昔の言い伝えは間違いが多い」「10年前から肉とほこりは無関係だって言われてきた」とうわさを否定するコメント、「ちょっとは科學(xué)的に考える癖をつけよう?？茖W(xué)的根拠のないデマはやめてほしい」「米國(guó)では無知な人は自分の無知を理解してるから無害だけど、韓國(guó)では無知を有識(shí)と勘違いして他人まで巻き込むからやっかい」と韓國(guó)人の考え方を非難するコメントなど、さまざまなコメントがみられる。

一方で、「去年もこの季節(jié)にサムギョプサルを食べるといいというニュースを流してたじゃないか。それを今さら…」と困惑するコメントや、「精神的な健康にはいい」「おれはこれからもおいしく食べてやる。サムギョプサルを我慢するようなことはしない」と開き直ったコメントも寄せられた。（翻訳?編集/松村）