日本の放射能汚染食品に関する報(bào)道で世間を騒がせた中國(guó)中央テレビ（CCTV）が、またしても物議を醸している。今回問題となっているのは、サッカーのワールドカップ（W杯）ロシア大會(huì)のアジア最終予選の韓國(guó)戦を前にしたサッカー解説員の発言だ。

中國(guó)代表は23日、韓國(guó)代表とホームでの一戦に臨むが、CCTVの著名なサッカー解説員?劉嘉遠(yuǎn)（リウ?ジアーユエン）氏は、このほど放送された番組の中で「サポーターは韓國(guó)チームのホテルに行って、爆竹を鳴らしましょう。今夜は年越しです（※中國(guó)では新年を祝うために爆竹を鳴らすことから）。彼らを?qū)嫟丹胜い瑜Δ?。爆竹がなければドラや鍋を持って行ってたたきましょう」と発言した。

劉氏はさらに、「時(shí)間で分けてください。同じ時(shí)間にみんなで行ってはだめです。午前1時(shí)に一度行き、彼らを?qū)嫟护皮槲缜?時(shí)にもう一度、午前5時(shí)にさらにもう一度。朝には広場(chǎng)ダンス（※高齢者が広場(chǎng)で音楽とともに踴る）をしましょう」と、具體的な指示まで出している。

もちろん、本人は冗談のつもりで発言したのだが、各方面から集中砲火を浴びている。中國(guó)メディア?網(wǎng)易體育は「中韓関係が微妙な時(shí)期ではあるが、サッカーではスタジアム以外でこうした行為をしてはいけない。スタジアムで勝敗を決するべきだ」と苦言を呈し、ネットユーザーからも「恥さらし！」「このレベルでテレビに出られるとは」「CCTVの素養(yǎng)ってこんなもんか」といった批判を受けている。

また、「公然と犯罪を扇動(dòng)する。もはや違法行為だ」との指摘や、「ある者は日本のホテルで水を出しっぱなしにし（※福原愛と親交のある郭斌氏）、ある者はホテルで爆竹を鳴らせと呼びかける…。これが中國(guó)の有名人の民度だ」といった厳しい聲も出ている。

グループAの中國(guó)は、5試合を終えて0勝2分3敗の勝ち點(diǎn)2で最下位。韓國(guó)は3勝1分1敗の同10で、イラン（同11）に次ぐ2位となっている。（翻訳?編集/北田）