2008年4月1日、北京オリンピックのメイン會場「鳥の巣」の中國サイドの総設(shè)計者?李師鋼（リー?シーガン）氏が、「深セン灣スポーツセンター」のデザインコンペに応募した設(shè)計案「海の貝」は、昨年11月末のコンペで採用が決定。ところが運(yùn)営サイドから突然採用破棄を言い渡され、さらにその代替案としてコンペで落選していた日本の設(shè)計會社による提案「春繭」の採用が発表された。この展開に國務(wù)院まで調(diào)査に乗り出し、地元は大騒ぎになっているという。「新京報」「深セン新聞網(wǎng)」が伝えた。

【その他の寫真】

「深セン灣スポーツセンター」は、2011年の「第26回世界大學(xué)生スポーツ大會」のメイン會場として建設(shè)される體育館やプール、陸上競技場などを含む綜合スポーツ施設(shè)。

デザインコンペが昨年11月末に開催され、審査員の評點(diǎn)では「春繭」が第1位、「海の貝」が第3位だったものの、この時は建設(shè)費(fèi)や工期など総合判斷の結(jié)果、「海の貝」が選ばれた。

しかし今年1月末、深セン市計畫局が「『春繭』は獨(dú)創(chuàng)性に富んでいるし、政府の投資プロジェクトの規(guī)定によれば、一般的にはコンペの第1位の作品を採用するべきではないか」と異論を提出。市政府はこの意見を重視し再検討した結(jié)果、同スポーツセンター建設(shè)指揮部が3月30日、「『海の貝』の採用を破棄し、『春繭』を採用する」と発表した。

これに対し李氏は「コンペの決定を勝手に破棄するのは違法行為だ。しかも正式な手順を踏まずに落選した『春繭』を代替案に決定したことも違法だ」と憤慨。

一方、同建設(shè)指揮部は「『海の貝』の採用破棄は約束違反だ」と過ちを認(rèn)めた上で、「違法行為かどうかは法の判斷を待ちたい。我々は損害賠償も含めて、すべての法的な責(zé)任を負(fù)うつもりだ」と回答。

なお、事態(tài)を重く見た國務(wù)院は、関係部門に調(diào)査を命じ、現(xiàn)在調(diào)査中だという。（翻訳?編集/HA）