2017年3月28日、日本と中國(guó)の新聞?テレビ?Webメディアのオピニオンリーダーによる「著名メディア関係者対話(huà)會(huì)」（中國(guó)公共外交協(xié)會(huì)主催）が東京都內(nèi)のホテルで開(kāi)催された。この會(huì)合には、朝日、読売、産経、NHK、人民日?qǐng)?bào)、新華社など日中両國(guó)主要メディア25社のベテラン記者、オピニオンリーダーら約50人が出席?！竵I國(guó)関係と國(guó)民好感度の持続的改善時(shí)期におけるメディアの責(zé)任と役割」「ネットメディア時(shí)代の両國(guó)メディアの協(xié)力強(qiáng)化」の2テーマを巡って、4時(shí)間以上にわたり、突っ込んだ意見(jiàn)交換を行った。

対話(huà)會(huì)には、胡正躍?同協(xié)會(huì)副會(huì)長(zhǎng)、日本の丸山則夫外務(wù)報(bào)道官ら日中の政府関係者が出席。程永華駐日大使がメッセージを寄せた。

席上、日本メディアから、「中國(guó)の情報(bào)開(kāi)示姿勢(shì)への疑問(wèn)」や「政治と國(guó)民を切り離して、國(guó)民にスポットを當(dāng)てるべきだ」「政治體制は異なっても、庶民のは受験、就職、結(jié)婚、介護(hù)など共通の悩みを抱えている。報(bào)道は政治経済軍事などを大上段に振りかざさずべきではない」などの意見(jiàn)が多く出された。「共通の価値観を持つ一方で、相違點(diǎn)も率直に認(rèn)め合うことが必要だ」など、互いの立場(chǎng)を尊重すべきだとの提言も出た。

中國(guó)側(cè)からは「中國(guó)人の多くは日本に興味を持っている」「村上春樹(shù)はじめ日本作家は絶大な人気がある。大衆(zhòng)文化の交流をさらに促進(jìn)するような報(bào)道をしていきたい」などの意見(jiàn)表明があった。また中國(guó)では「インターネットメディアの発展が目覚ましく、5000萬(wàn)人以上のフォロアーがいるブロガーが多く存在、大きな影響力を持っており、ネットメディア時(shí)偉大に対応しなければならない」との実態(tài)報(bào)告もあった。

程大使はメッセージの中で、「中日関係は今日の國(guó)際関係における重要な2國(guó)間関係で、その交流?協(xié)力の規(guī)模の大きさ、分野の広さ、程度の深さは両國(guó)市民に恩恵を及ぼすだけでなく、地域の繁栄にも重要な貢獻(xiàn)をしている」と指摘。「時(shí)が経つにつれ、中日間の矛盾も蓄積され、その中には複雑な歴史的背景もあれば、現(xiàn)実の敏感な話(huà)題もある。安定した中日関係は両國(guó)國(guó)民の根本的利益に合致しており、メディアも含め雙方が共に努力すべき目標(biāo)でもある」と呼び掛けた。

胡中國(guó)公共外交協(xié)會(huì)副會(huì)長(zhǎng)は平和友好へ両國(guó)メディアの役割は大きいと強(qiáng)調(diào)した上で、（1）大局観をもって、少しでもプラスの角度から両國(guó)関係を読み解き、両國(guó)の業(yè)界や國(guó)民により多くのプラスのエネルギーを與えること、（2）実務(wù)的な協(xié)力を推進(jìn)すること、（3）両國(guó)の民間交流と相互理解をさらに活発化すること、（4）両國(guó)青少年の友好交流を促進(jìn)、2020年?yáng)|京夏季五輪と2022年北京冬季五輪をきっかけに、両國(guó)の青少年が相互交流し、中日友好事業(yè)の後継者育成に寄與すること―などを日中のメディアに求めた。

丸山則夫外務(wù)省報(bào)道官は「中國(guó)は日本にとって最も大切な國(guó)の一つであり、相互互恵関係にある。松竹大歌舞伎の北京公演では4日間のチケットが完売するなど大人気だった。日中國(guó)交回復(fù)45周年に當(dāng)たる今年、両國(guó)で多くのイベントが計(jì)畫(huà)されている」と紹介。記念すべき年をきっかけに日中友好機(jī)運(yùn)に弾みをつけたい考えを示した。

日中「著名メディア人対話(huà)會(huì)」に出席したのは、日本側(cè)から朝日、毎日、読売、産経、東京各新聞社、共同、時(shí)事両通信社、NHK、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、Record Chinaなど。中國(guó)側(cè)から人民日?qǐng)?bào)、新華社、環(huán)球網(wǎng)、人民中國(guó)、人民網(wǎng)、中國(guó)中央テレビ、青島テレビ、湖北テレビ、香港フェニックステレビなど。（八牧浩行）

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長(zhǎng)、常務(wù)取締役編集局長(zhǎng)等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國(guó)、アフリカ、中東、アジア諸國(guó)を取材。英國(guó)?サッチャー首相、中國(guó)?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見(jiàn)。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問(wèn)。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國(guó)危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國(guó)為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。