「さまよえる湖」ロプノール地區(qū)で古代の城跡を発見、樓蘭王國の都城か―中國

Record China    2017年3月30日(木) 14時40分

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29日、新疆ウイグル自治區(qū)ロプノール地區(qū)でこのほど、古代の城跡が発見された。古代オアシス都市國家「樓蘭王國」の都城である可能性が高いという。

2017年3月29日、中國新聞網(wǎng)によると、新疆ウイグル自治區(qū)における発掘調(diào)査でロプノール地區(qū)から古代の城跡が発見された。新疆文物考古研究所によると、「樓蘭(ろうらん)王國」の都城(首都)かもしれないという。

新疆文物考古研究所の専門家?胡興軍(フー?シンジュン)氏によると、2017年1月と2月にロプノール湖周辺の舊樓蘭地區(qū)で考古學(xué)的調(diào)査を行ったところ、孔雀河下流の北岸から城跡が見つかった。放射性炭素(14C)による年代測定では、後漢(25?220年)から魏晉(220?420年)の時代のものと推測されている。

この城跡は、地名から「咸水泉古城」と名づけられ、スウェーデンの探検家スヴェン?ヘディンがかつて発見した遺跡からは約57.5キロメートル離れている。黃土臺地に位置し、常に北東から吹く風(fēng)が吹きつけていることから風(fēng)化が進(jìn)んでいるが、復(fù)元作業(yè)を進(jìn)めたところ、城跡は円形で、直徑約300メートル、城壁は2.2?2.7メートル?,F(xiàn)存する最も高い壁は2.5メートルだという。

西域の都市國家?36カ國は、円狀に形成されることが多く、城壁の構(gòu)造もタリム盆地の他の古代建築物と特徴が一致。城跡や周辺の埋葬物、発掘された建物や位置関係などから、この城跡はオアシス都市國家?樓蘭王國の都城である可能性がある。

胡氏は「かつてこの地で人類が活発に活動していたことは間違いない」とし、中國北魏代の地理書「水経注」に記されている樓蘭王國の位置からも、この咸水泉古城は樓蘭王國の都城であると推測できると話している。(翻訳?編集/岡田)

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