Record China 2017年3月31日(金) 10時50分
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30日、韓國メディアによると、韓國の紙幣に描かれた偉人らの肖像畫は本當(dāng)の顔ではなく、子孫の顔や口述を基に畫家が想像して描いた「標(biāo)準肖像畫」を基に作られた仮想の顔であることが分かり、物議を醸している。寫真は韓國の紙幣。
2017年3月30日、韓國?TV朝鮮によると、韓國の紙幣に描かれた偉人らの肖像畫は本當(dāng)の顔ではなく、子孫の顔や口述を基に畫家が想像して描いた「標(biāo)準肖像畫」を基に作られた仮想の顔であることが分かり、物議を醸している。
韓國國民の多くが紙幣に描かれた偉人らの顔を本當(dāng)の顔と認識している。しかし、実際のところ1萬ウォン札に描かれた世宗大王は死後500年以上がたった1973年に作られた仮想の顔、1000ウォン札の李滉や5000ウォン札の李珥、100ウォン硬貨の李舜臣將軍も全て想像畫で、政府の標(biāo)準肖像畫を基に描かれたという。
朝鮮時代の王の御真影も朝鮮戦爭の時にほとんどが消失し顔が分かるものは3點のみで、そのほかは発見された肖像畫によってそれぞれ顔が違う。そのため、韓國政府は歴史上の人物の肖像畫の基準點である標(biāo)準肖像畫を作り始めたが、これは世界でも類例のないことだという。
全北大韓國科學(xué)文明學(xué)研究所のキム?テホ氏は「外國の場合、ほとんどが肖像畫や寫真など実際の姿が資料として殘っている歴史上の人物を紙幣に描くか、象徴的な動植物や建物を描いている」と説明した。
韓國政府はこれまで子孫の顔や口述を基に多くの標(biāo)準肖像畫を制作してきたが、資料が不十分であるため顔よりも服や髪形の考証に力を入れていたという。実際、子孫らは「私たちがたたえてきた先祖の姿とは違う」と拒否感を示している。
さらに、標(biāo)準肖像畫は変えることが難しいため、新たな資料の発掘などにより変更された事例は柳寛順烈士1人のみ。韓國では「正確でない標(biāo)準肖像畫を政府の資料や教科書、役所のホームページなど至るところに畫一的に使うことは一種の歴史歪曲(わいきょく)だ。今一度検討すべき」と指摘する聲が出ている。
この報道に、韓國のネットユーザーからは「恥ずかしい」「この國がまともに行なっていることって?今からでも変えてほしい」「韓國政府が資料の保存に力を注いでこなかったからこうなった」「韓國は昔から畫期的なものが好きだから…」など、政府に対する批判的な聲が寄せられている。そのほか、「なぜ韓國の紙幣に獨立運動家は描かれないのか」「紙幣に描く人物を國民投票で決めてほしい」など人物の選定に対する疑問の聲や「いっそ獨島(竹島の韓國名)の寫真を入れよう」と提案する聲、「別に問題ない。日本人や中國人の顔を使っているわけではないのだから」「諦めるべき。今からスマホを持って寫真を撮りに行けるわけでもない」と主張する聲もみられた。(翻訳?編集/堂本)
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