2017年3月30日、新京報(bào)は、中國(guó)人民大學(xué)の呉暁求（ウー?シャオチウ）副校長(zhǎng)が「不動(dòng)産価格の上昇は、中國(guó)の金融市場(chǎng)が発達(dá)していない証拠」との見方を示したことを伝えた。

呉副校長(zhǎng)は29日に華夏銀行北京支店主催のフォーラムに出席した際、「昨年、海南省三亜市の不動(dòng)産価格は1平方メートル當(dāng)たり8000元（約12萬9000円）だったが、今年に入って1萬6000元（約25萬8000円）かそれ以上にまで高騰している。これは昨年のM2（現(xiàn)金、銀行預(yù)金などのマネーストック）に関係する」と語った。

その理由について「現(xiàn)在中國(guó)のM2は160兆元（約2580兆円）以上に達(dá)しており、多すぎだ。資金は利潤(rùn)や収益を求めるため、M2は米ドルに両替されたり、不動(dòng)産市場(chǎng)に流れたりし始めている。債権は収益率が低く、株式は収益が不安定であり、不動(dòng)産市場(chǎng)に資金が集中するのだ」と説明。

そして「M2の消化に用いられる資産の価値、規(guī)模、品種が少なく、しかも機(jī)能がしっかり整っていない。金融資産の不足は、中國(guó)の金融市場(chǎng)改革の力が不十分で、投資者により多くの有効な資産が提供できていないことを示すもの。M2を証券化された金融資産に変えていく必要がある」と指摘している。（翻訳?編集/川尻）