2008年4月2日、「こんにちは、張さん」―北京市の高級住宅地に住む張さんの攜帯電話にはこんな書き出しで始まる宣伝のショートメッセージが毎週のように送られて來る。張さんは困惑している。メッセージの送り主は適當(dāng)に名前を書いているだけなのだろうか、それとも…。cctv（中國中央テレビ局）の報(bào)道。

近頃、ネット上の掲示板で「攜帯電話ユーザーの個(gè)人情報(bào)売ります」という情報(bào)が出回っている。この発信者は広東省広州市の業(yè)者で、中國移動と中國聨通の高額ユーザー1．5億人分の個(gè)人情報(bào)を持っていると話す。

実際に接觸した人の話だと、この業(yè)者は保持している情報(bào)の中から中國移動北京地區(qū)の37萬人分と中國聨通上海地區(qū)10萬人分、合わせて50萬人分近くに上る高額ユーザーの氏名、性別、自宅住所、自宅電話番號、身分証明書番號などを3000元（約4萬2000円）で販売。試しにいくつか電話をかけてみると、本人につながった。この資料、どうやらでたらめではないらしい。

中國全土にたくさんいる張さんたち、いつまで安心してこの攜帯電話を使っていられるのだろうか。（翻訳?編集/YY）