2017年4月4日、新華網(wǎng)によると、浙江省で公務(wù)員が飲食店に物件を市価より安い値段で貸し出したり、企業(yè)に稅金の不當(dāng)減免を助言して、見返りを受け取っていたことが明らかになった。

不正を行っていたのは同省玉環(huán)県人力資源?社會保障部就職管理課の元主任。2012年に市価よりはるかに安い家賃で繁華街のビルに飲食店を入居させ、差額分として飲食店に食事券を提供させていた。食事券はそのまま飲食に利用されたほか、各種手當(dāng)の名義で職員に支給されていたという。

元主任は「中央政府の規(guī)定で公務(wù)接待の認(rèn)可が厳しくなり、この方法を思いついた。毎年の家賃の一部を食事券に換えれば公費で飲食しても経費処理する必要がなくなり、見つかるリスクも減ると思った」と供述している。

元主任の不正行為はこれだけにとどまらなかった。國が2000年に出した「失業(yè)者の雇い入れ人數(shù)が全従業(yè)員の60％を超える企業(yè)は5年間稅金を減免する」という優(yōu)遇措置を悪用し、企業(yè)に対して失業(yè)者の雇い入れ數(shù)、全従業(yè)員數(shù)の不正操作を指南して1544萬元（約2億4800萬円）の脫稅に関與、便宜を図った見返りに計20萬元（約320萬円）を受け取っていたことも発覚した。

同県紀(jì)律検査委員會は16年5月に元主任の黨籍を剝奪、同省臺州市中級人民法院は今年1月に職務(wù)怠慢、収賄の罪で元主任に懲役5年の判決を言い渡した。（翻訳?編集/川尻）