中國は北京市、天津市に隣接する河北省に新たな特區(qū)、「雄安新區(qū)」を設(shè)立すると発表した。3日の國是直通車によると、海外メディアもこのニュースを取り上げている。

「雄安新區(qū)」は河北省の雄県、容城、安新の3県とその周辺地域で構(gòu)成される。深セン経済特區(qū)（広東?。?、上海浦東新區(qū)（上海市）に続く全國的な意味合いを持つ新區(qū)という位置付けで、初期の開発面積は約100平方キロメートル、將來的には2000平方メートルが開発される予定だ。

この計(jì)畫について、シンガポール華字紙?聯(lián)合早報(bào)は「中國は深セン経済特區(qū)を設(shè)立して改革開放をスタートさせた。1992年の上海浦東新區(qū)設(shè)立で一部に限っていた対外開放を世界に向けて全面的に始めた」と説明した上で、「雄安新區(qū)が擔(dān)う戦略的使命」として北京の水不足、大気汚染、渋滯問題などの緩和、政治経済が北京に集中していることに関するリスク分散、改革新時(shí)代のスタートなどを指摘。同紙は雄安新區(qū)設(shè)立発表後に現(xiàn)地の不動(dòng)産価格が數(shù)倍に跳ね上がったことなども伝えている。

このほか、英紙フィナンシャル?タイムズは「中國南方の珠江デルタ、長江デルタは経済成長のトップを走っているが、北方にこのような注目される存在はなかった」と説明し、雄安新區(qū)は北京から剝離された産業(yè)の受け入れ先ではなく、京津冀（北京?天津?河北省）地域あるいはさらに広い範(fàn)囲に発展活力をもたらすことにその意義があるとの認(rèn)識(shí)を示した。（提供/Bridge?編集/Asada）