Record China 2017年4月9日(日) 14時40分
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中國人ブロガー22人の「ありのまま」の體験を記した書籍の出版を記念して、執(zhí)筆者のうち10人が來日した。
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中國人ブロガー22人の「ありのまま」の體験を記した書籍『來た!見た!感じた??! ナゾの國 おどろきの國 でも気になる國 日本』(日本僑報社)の出版を記念して、執(zhí)筆者のうち10人が來日。その目で見て感じた「日本」について改めて語る報告會が4月4日午後、東京?虎ノ門の笹川平和財団で開催された。
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本書は、笹川日中友好基金が2011年から2015年までの5年間に14回にわたって招いた中國の人気ブロガーたちがネットユーザーに発信した「100%體験済み」の日本論。取材テーマは東日本大震災、日中関係、食の安全、農(nóng)村、お祭り、選挙など多岐にわたり、発信された內(nèi)容はいずれも彼らが実際に見て感じた「ありのままの日本」の姿を捉えている。
報告會では「來日ブロガーによる発表」として、壇上に並んだ10人の中國人ブロガーたちがそれぞれ記憶に殘る體験や、いまの中國、今後の日中関係のあり方などについて率直な意見を披露した。
その中で、フォロワー數(shù)14萬人を數(shù)えるジャーナリスト?周志興さんは近年の日中関係について「実際に矛盾を抱えており、楽しくない経験もあった。だが、私たち(両國民)は前を見なければならない。本書出版の意義はそこにある」とした上で、「(時が経てば)政権は変わるが、人々の交流は変わらない。だからこそ中日間でやるべきことは、民間交流を重視し、促進することだ」と、いつの時代も両國の人々にとって相互理解と民間交流の促進は重要であると訴えた。
また、フォロワー數(shù)197萬人、北京外國語大學教授でテレビコメンテーターとしても知られる馬暁霖さんは、これまでに同基金の招きを含めて4、5回來日している。馬さんは、「現(xiàn)在の中日関係は不正常だが、中日は互いに(短所を指摘するのではなく)長所をもっと吸収し合うことが大事。中國は日本の優(yōu)れた製造業(yè)に學ばなければならず、日本はもっと中國が主導する國際開発銀行AIIB(アジアインフラ投資銀行)や中國の國家戦略『一帯一路』(陸と海の新シルクロード経済構(gòu)想)に関心を持つべき。両國協(xié)力の可能性は大きく、大きな環(huán)境において(マクロ的視點で)相手の長所を見ることが大切だ」と強調(diào)した。
各ブロガーの発表に続いて行われた「質(zhì)疑応答」で、「日本はやはりおかしいと感じる點は?」という會場からの質(zhì)問に対し、ブロガーの馬暁霖さんは「個人的な見解」と斷りを入れた上で「國土が狹いという日本の地勢的條件からか“島國根性”が見られることがあり、マクロ戦略に欠けている」と指摘。また周志興さんは「以前より車を買う人も、海外留學をする人も減ったと聞いた。若者たちの活力が足りないのでは。日本での生活があまりにもいいので(便利なので)海外に行きたがらないのかもしれない」などとそれぞれの見解を述べた。
主催した笹川平和財団の笹川陽平名譽會長(公益財団法人日本財団會長)はあいさつで、「日中関係はいま、2000年の交流史から見ればわずかな冷卻期間にある。しかし“夫婦間”にたとえられる日中関係にも、何十年に一度かは深刻な問題が起こるだろう。(だからこそ長期的視野に立ち)いいことも悪いことももっと知り合うこと、互いに知る努力を続けていくことが重要だ。今後もこうした民間レベルの交流を続けていきたい」などと結(jié)んだ。(編集/北田)
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