黃 文葦 2017年4月14日(金) 20時20分
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まず読者諸賢に質(zhì)問したい。「皆さんは飛行機(jī)に乗る際、隣席の人としゃべりますか」私はこれからやってみたいと思っている。筆者撮影。
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まず読者諸賢に質(zhì)問したい?!革w行機(jī)に乗る際、隣席の人としゃべりますか」私はこれからやってみたいと思っている。この前、週末に臺灣旅行へ行った際に、飛行機(jī)で隣席の方に聲をかけられたので、面白い出會いが生まれた。
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きっかけは、飛行機(jī)の中が乾燥し、私が保濕化粧品を顔に塗ったこと。隣の大體同じ年の女性に「どんな化粧品ですか」と聞かれ、化粧品について會話が盛り上がった。女性の名前は陳という。臺灣出身で、よく臺灣と日本を行き來し、さまざまなビジネスにかかわっているそうだ。化粧品やコーヒー、臺灣で民宿を経営しており、これから東京でロマンチックな喫茶店を開きたいという。
飛行機(jī)で新しい出會いが生まれるとは想像もしなかった。飛行機(jī)の中、私は陳さんと連絡(luò)先を交換した。2日後、陳さんと一緒に臺灣の「夜市」(ナイトマーケット)を巡った。おいしい食べ物をたくさん薦めてくださった。2日前は赤の他人だったが、今は古い友人のように賑やかな街頭の店で、楽しく食べながらしゃべる。出會いは不思議なものだと思わずにはいられない。
話が戻るが、その日の夜、私は臺灣のホテルに到著した後、ホテル近くのレストランで食事した。その際、隣席の客が日本語で話していることに気づいた。3人の日本人観光客が店員さんと注文についてやりとりをしている中、どうしてもうまく通じない部分があり、店員さんが焦り、「日本語分かる人がいないか」と尋ねた。私は手を挙げて「通訳します」と聲を出した。
日本人観光客の中の1人が十?dāng)?shù)年前に臺灣旅行をした際、このレストランで食事をしたことがあり、思い出の場所であるこのレストランで十?dāng)?shù)年前の魚料理をもう一度味わいたいという。ちなみに、このレストランは淅江料理が有名で、蔣介石も訪れたことがあるそうだ。メニューの通訳は初めてだったが、店員さんと日本人観光客の両方から「助かりました。ありがとうございました」と言われた。海外旅行で、少しだけ人の役に立つことができ、感謝されたことをとても嬉しく思う。別れ際、彼らは「お元気で」との言葉もかけてくれた。
私は日本人観光客3人と名刺交換し、日本に戻ったあとうちの1人から「お會いしました浙江料理のレストランではメニューの選択でお世話になりました。お元気で、旅をお楽しみください」という旨のメールが屆いた。メールで旅の感想も語ってくださり、私は感銘を受けた。
前出の臺灣の陳さんと「夜市」を巡る中、さまざまなことを考えさせられた。臺灣の人びとの食に対する情熱の凄さを強(qiáng)く感じた。臺灣ではいくつか有名な「夜市」がある。陳さんが「饒河街観光夜市」を案內(nèi)してくれた?!敢故小工宵\山のような人だかりで、ゆっくりゆっくり人の流れに身を任せて歩いた。屋臺で數(shù)人の知らない人と一緒のテーブルを囲んで食べることは私にとって何とも新鮮な體験だった。
陳さんはたいへん明るい人で、全く見知らぬ人とすぐ友だちになるタイプだ。陳さんは「臺灣は親切な人が多く、観光客にも優(yōu)しく接していますよ」と語ったが、確かに屋臺の店員さんはよく客と友だちのように世間話をしている。
さらに彼女は「日本ではうつ病を患う人が多いと聞いたが、ストレスを感じたら、一度臺灣の夜市を歩くと、うつを飛ばせると思いますよ」と言われた。活気あふれる「夜市」に身を置くと、人間の情熱を肌で感じることができ、世間に対して考え方が変わるかもしれない。
今回の海外での出會いで、私は「一期一會」という日本文化を思い出した。「あなたとこうして出會っているこの時間は、二度と巡っては來ないたった一度きりのものです。この一瞬を大切に思い、今できる最高のおもてなしをしましょう」という思いだ。普段の日本の暮らしで、ほぼ忘れかけていたことである。インターネットがどこでも使える時代、何もかもますます便利になっていく。その代償は人間同士のコミュニケーションが減ってしまうことである。ネットで「いいね」のボダンを押すだけで、相互理解を深めるわけではない。人生の価値はやはり、さまざまな人と出會う中から生まれる。騙されることがあったとしても、人を信じることを諦めてはいけないと思う。
今年4月で、私は日本での暮らしが17年になった。日本の生活に慣れ、日本の「短所」が見えなくなったのかもしれない。日本と日本人がもっとオープンにならないと、世界の流れの中で足取りが鈍くなる恐れがある。
ちなみに今回、臺灣の書店で「平成年間の巨変と絆」という臺灣學(xué)者の日本評論集を購入した。本の中で著者が「現(xiàn)在、日本は3度目の開國に臨む大切な時期だ。1度目は明治維新、2度目は第二次世界大戦の敗戦」という見解を示している。私も同感だ。
■筆者プロフィール:黃 文葦
在日中國人作家。日中の大學(xué)でマスコミを?qū)煿イ?、両國のマスコミに従事。十?dāng)?shù)年間マスコミの現(xiàn)場を経験した後、2009年から留學(xué)生教育に攜わる仕事に従事。2015年日本のある學(xué)校法人の理事に就任?,F(xiàn)在、教育?社會?文化領(lǐng)域の課題を中心に、関連のコラムを執(zhí)筆中。2000年の來日以降、中國語と日本語の言語で執(zhí)筆すること及び両國の「真実」を相手國に伝えることを模索している。
在日中國人作家。日中の大學(xué)でマスコミを?qū)煿イ贰I國のマスコミに従事。十?dāng)?shù)年間マスコミの現(xiàn)場を経験した後、2009年から留學(xué)生教育に攜わる仕事に従事。2015年日本のある學(xué)校法人の理事に就任?,F(xiàn)在、教育?社會?文化領(lǐng)域の課題を中心に、関連のコラムを執(zhí)筆中。2000年の來日以降、中國語と日本語の言語で執(zhí)筆すること及び両國の「真実」を相手國に伝えることを模索している。Facebookはこちら「黃文葦の日中楽話」の登録はこちらから
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