スペインのウェブサイト「EL PAIS」の4月10日の報(bào)道によると、中國(guó)人観光客にとって、スペインがヨーロッパツアーの最も人気の観光地になっているという。団體ツアーではなく、個(gè)人旅行による観光客がますます増えているようだ。

報(bào)道によると、一般的な1400ユーロから2700ユーロ（約16萬(wàn)?31萬(wàn)円）の個(gè)人ツアーには、スペインのマドリード、バルセロナ、トレド、グラナダ、コルドバ、セビリアなどの都市とポルトガルの約13日間のスケジュールが含まれている。中國(guó)人観光客の程紅さんは、「フランスとイタリアより、スペインのほうが安いです。それに、スペインは自然に恵まれ、豊かな文化遺産があります。私はもう2回行きました。毎回3000ユーロほど（約34萬(wàn)円）かかります」と語(yǔ)った。

スペインの旅行會(huì)社は個(gè)人旅行客を取り込むことに力を入れており、個(gè)人旅行客はすでに団體ツアー客を超えたという。「中間層の中國(guó)人観光客は海辺ではなく、主に歴史的な魅力のある都市を訪れています。英語(yǔ)が上手いのでガイドも必要としていません。新しい技術(shù)への適応力もとても高いです」と駐中國(guó)スペイン大使館の観光參事官は指摘する。また、中間層の中國(guó)人観光客誘致のために、スペインの観光部門(mén)もこのほど、中國(guó)語(yǔ)サイト「hellospain．cn」を開(kāi)設(shè)し、観光ガイドの提供を開(kāi)始した。また、今年の年末までに、これまで3カ所だったビザ申請(qǐng)センターを15カ所にまで増?jiān)O(shè)する予定だ。

スペイン國(guó)家統(tǒng)計(jì)局によると、2016年10月から2017年1月までの4カ月間で、中國(guó)人観光客が前年同期に比べて48％が増え、12萬(wàn)5471人となった。一人當(dāng)たりの消費(fèi)水準(zhǔn)は9％増加し2800ユーロ（約32萬(wàn)円）に達(dá)した。平均日程も10．6日間まで延びた。観光シーズンは1月下旬?2月上旬の舊暦の春節(jié)と、10月上旬の國(guó)慶節(jié)に集中いるが、その時(shí)期のスペインは天気や気候に恵まれ、観光に適したシーズンだそうだ。

スペインの中國(guó)人観光客が増加した要因は三つ。一つは、中國(guó)経済の発展と共に一人當(dāng)たりの収入が増え、人々の海外旅行への意欲が強(qiáng)まっていること。もう一つは、他のヨーロッパ諸國(guó)に比べ、スペインは元々中國(guó)內(nèi)での観光地としての認(rèn)知度が低く、成長(zhǎng)の余地が大きいこと。最後に、両國(guó)を繋ぐ航空便が大きく増加したことだ。これまで航空便はマドリード―北京間しかなかったが、今は5便増?jiān)O(shè)された上、2017年にはバルセロナ―上海間、バルセロナ―香港間も新たに就航する見(jiàn)込みだ。（提供/環(huán)球網(wǎng)?編集/貟娜）