アマゾン中國とジャパンが提攜、中國の日本製品市場の爭奪戦激化か―中國メディア

人民網(wǎng)日本語版    2017年4月17日(月) 7時10分

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アマゾン中國は今月6日、傘下の海外製品通販サイト?アマゾン海外購とアマゾンジャパンが提攜し、アマゾンジャパンが取り扱う1萬3000社以上のブランドの海外製品約85萬點がアマゾン海外購の店舗で取り扱われるようになったことを発表した。

アマゾン中國は今月6日、傘下の海外製品通販サイト?アマゾン海外購とアマゾンジャパンが提攜し、アマゾンジャパンが取り扱う1萬3000社以上のブランドの海外製品約85萬點がアマゾン海外購の店舗で取り扱われるようになったことを発表した。この、中國の日本製品市場の「革新的なできごと」に、多くの業(yè)界関係者が議論を交わしている。なかには、この提攜で、中國國內(nèi)の日本製品市場の勢力図に変化が起きるのでは、と懸念する聲もある。東北新聞網(wǎng)が伝えた。

▼日本製品市場という金のなる木の爭奪戦

アマゾン中國とアマゾンジャパンの提攜は、中國で日本製品がとても人気になっていることを疑いの余地なく示している。しかし、その金のなる木に照準(zhǔn)を絞っているのはアマゾンだけではない。考拉海購、天貓國際、京東全球購、小紅書、豌豆公主などの越境ECサイトも次々に日本製品市場に參入している。

うち、京東は2015年に「日本館」を立ち上げ、一般的な食品や健康食品、マタニティ?ベビー用品、家具、家電、コスメ?美容などの商品を取り扱い、最短4日で中國に到著するサービスを提供している。網(wǎng)易傘下の越境ECサイト考拉も15年に日本で支社を立ち上げ、日本ブランドの紙おむつや粉ミルクなどのベビー用品、洋服、家電などの仕入れを行っている。阿里巴巴(アリババ)も今年1月末に京都府と連攜協(xié)定を締結(jié)し、傘下の「天貓國際」で京都の伝統(tǒng)工蕓品などの販売を始めた。

京東や天貓、考拉海購のような総合型越境ECプラットフォームが「金のなる木」の爭奪戦を繰り広げているほか、日本製品市場に焦點を合わせる垂直型の越境ECも登場している。

15年6月に立ち上げられた豌豆公主がその一つで、現(xiàn)在、中國では唯一の日本製品に焦點を合わせた垂直型越境ECとなっている。クオリティの高さを売りにし、日本からの供給の面で驚くほどの優(yōu)位性を誇っているほか、ブランドの発掘という點でも、目を見張るほどの幅広さや深さを誇る。豌豆公主も急成長を見せており、16年2-11月の10カ月間に、合わせて4600萬ドル(約50億1400萬円)の融資を得た。

このように、越境EC業(yè)界だけでなく、中國の國內(nèi)資本も日本製品市場に大きな期待を抱いている。

▼アマゾン中國とジャパン提攜でも業(yè)界勢力図に変化なしか

アマゾンは中國でも大きな勢力を誇る。しかし、アマゾンが中國に進出してからのここ約10年は、中國のECが急成長した10年でもある。業(yè)界関係者は、アマゾン中國の今回の日本製品市場參入も同じことであると見ている。

「華夏時報」の報道によると、バラエティに富む商品の種類のほか、「アマゾンは、世界的に強大な供給チェーン、整った物流能力、豊富なキャッシュフローを誇り、安い送料がその魅力。中國の越境EC界にとっては脅威となる。

しかし、易観生活サービス研究センターのシニアアナリストは、アマゾン中國とアマゾンジャパンが提攜し、年額有料プランである「アマゾンプライム」などを提供すれば、中國國內(nèi)のその他の越境ECにとっては打撃となるものの、アマゾンの戦略で業(yè)界の勢力図に変化が起きる可能性は低いと見ている。その理由は、アマゾンが直面しなければならないのは考拉海購、天貓國際、京東全球購のような総合型越境ECプラットフォーム、さらに、豌豆公主のような日本製品に焦點を合わせた垂直型越境ECとの競爭だからだ。

つまり、アマゾン中國とアマゾンジャパンの提攜により、確実に起きるのは、日本製品市場の爭奪戦激化だ。しかし、その爭奪戦に誰が買って誰が負(fù)けるのかは、誰にも予想がつかない。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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