2017年4月16日、澎湃新聞によると、中國(guó)四川省成都市で公園に設(shè)置してある無料のトイレットペーパーやハンドソープの持ち去りが問題視されている。

同市では今月、5月1日までに全ての観光スポットにトイレットペーパーとハンドソープを設(shè)置することを目標(biāo)に掲げる「トイレ革命」がスタートした。しかし、市內(nèi)にある人民公園の関係者は「8日までに128の個(gè)室すべてにトイレットペーパーを設(shè)置し無料提供を始めたが、最初に調(diào)達(dá)した1500個(gè)は1週間でなくなった。予想を超えるスピード」とコメント。利用者によるトイレットペーパーの無駄遣いや持ち去りが深刻な狀況で、南門付近のトイレ（個(gè)室數(shù)30）で行われた実験では1時(shí)間半で全部なくなったという。

この公園でトイレ掃除を擔(dān)當(dāng)している女性作業(yè)員は「ポケットの中にトイレットペーパーを押し込んでいる人を見かけたら聲を掛けるようにしているが、相手からは『関係ないでしょう？』とにらまれる」と明かす。さらにハンドソープが容器ごと持ち去られたり、資源として売るために設(shè)備の一部を盜むといった行為があったことも確認(rèn)されており、関係者は「利用者による損壊行為が続けば現(xiàn)狀回復(fù)のためにかかる費(fèi)用は年10萬元（約160萬円）を超えるだろう」と指摘。數(shù)カ月の間に改善が見られなければトイレットペーパーの設(shè)置場(chǎng)所を各個(gè)室からトイレ入り口に移動(dòng)させ、それでもマナー違反がなくならない場(chǎng)合は北京の天壇公園にならって「顔認(rèn)証トイレットペーパー供給機(jī)」を設(shè)置したいとの考えを示した。（翻訳?編集/野谷）