Record China 2017年5月26日(金) 22時(shí)10分
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20日、日本人はトイレの個(gè)室で食事さえもする。芥川賞作家が発表したこんなキテレツな物語(yǔ)は、「都合の悪いものは見(jiàn)て見(jiàn)ぬふりをする」という日本社會(huì)の暗部を示唆しているようにもみえる。寫真は羽田圭介氏の著作「御不浄バトル」。
2017年5月20日、日本人はトイレの個(gè)室で食事さえもする。こんな話を聞いて、度肝を抜かれない臺(tái)灣人などいるだろうか。いや、日本人にとっても普通に受け入れられる感覚ではないかもしれないが…。臺(tái)灣のネットメディア?風(fēng)伝媒が伝えた。
數(shù)年前に初めて日本を訪れた時(shí)、それこそ到著した空港からはじまり、お手洗いのキレイさにはいたく感動(dòng)したものだ。清潔なトイレ。これほどの幸せはあるだろうかとすら思った。日本の女性は心置きなく、お手洗いでメイク直しをする。それほどに清潔で快適な空間なのだ。近年、臺(tái)灣のトイレ事情もずいぶんと向上した。それでも、日本のこの水準(zhǔn)に遠(yuǎn)く及びはしない。
けれども、トイレで食事までする日本人がいると聞けば話は別。あの清潔さからすれば不可能なことではないのかもしれないが、犬ですら排泄と睡眠は場(chǎng)所をきっちり分ける習(xí)性があるというくらいだ。やはり理解不能だし、そんな行為は恐怖でしかない。ある名門大學(xué)のトイレなどは、禁止事項(xiàng)として「喫煙、落書き、食事」と記した張り紙を張り出しているという。一體、どのような苦境が日本人の食事の場(chǎng)をトイレに追いやってしまうのだろうか?
芥川賞作家の羽田圭介氏が、同賞受賞前に発表した「御不浄バトル」は、主人公がトイレの個(gè)室內(nèi)で繰り広げるあらゆるキテレツな行為を、これでもかと描寫した小説だ。主人公は、いい加減な就職活動(dòng)を経て入社した會(huì)社が、とんでもないブラック企業(yè)だと知る。辭めたい、辭めたいと思いながらずるずると過(guò)ごす日々のうっぷんを晴らすため、彼が編み出した気晴らし法が、トイレの個(gè)室にこもることだ。駅ビルや會(huì)社。お?dú)荬巳毪辘蝹€(gè)室で食事をしたりお菓子を食べたり、攜帯電話を使って職場(chǎng)の內(nèi)部事情を暴露する記事を投稿したりする。
日本も臺(tái)灣も同じだが、自分の人生がまるで仕事に支配されているかのような感覚を持つ「社畜(會(huì)社の奴隷)」は少なくなかろう。時(shí)間も身體も、自分以外の誰(shuí)かに拘束される感覚。狹い職場(chǎng)の人間関係にとらわれて、他人の一挙手一投足が気になる息苦しい世界。こうしたすべてから解き放たれ、短い時(shí)間ながらも完全な自分を取り戻すことができる空間が、「御不浄バトル」ではトイレだと位置づけられている。身體的な排泄と、精神的な発散が紐づけられているのだ。
トイレだとか排泄だとかいった話題は、なるべく觸れたくないものだ。しかし、生きる上で欠かせない重要なものでもある。実は、就業(yè)環(huán)境だとか社會(huì)情勢(shì)といった問(wèn)題にも似たような側(cè)面がある。みんな心のどこかで「おかしい」と感じ、「聲を挙げなければ」と思いながらも、そうすることははばかられる。こうした「見(jiàn)て見(jiàn)ぬふり」は日本社會(huì)のあちこちに蔓延し、まるで排泄物のように無(wú)きものにされているのではないか。(翻訳?編集/愛(ài)玉)
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