今月18日に行われた「2017年將來のインターネット発展サミット」における「將來のインターネットとシェアリングエコノミー」に関するフォーラムで、専門家は、「シェアリングエコノミーは導入期から成長期へと移行し、2020年にその経済規(guī)模はGDPの10％を占めると見込まれる」との見方を示した。インターネットの急速な発展により、シェアリングエコノミーは急速に成長し、イノベーションの流れをけん引している。南京日報が伝えた。

全てのインターネット（IoE）という大きな時代を迎えたことにより、従來のインターネットも進化の道をたどっている。インターネットが急速に発展したことで、消費者はいつでもシェアリングエコノミーの恩恵を受けられるようになった。その代表的なものが、増え続けているシェア自転車や配車アプリの「滴滴打車」などだ。

同サミットの來賓として招かれた國家信息センターの馬忠玉副センター長は、「2016年に中國のシェアリングエコノミー市場の取引額は前年比103％増の3兆4500億元（約54兆円）となった。そのうち、生活サービスや生産能力、交通、技術のスマートシェアリング、住居サービスなどの分野における取引額は前年比96％増の1兆3700億元（約21兆円）に達し、実體経済の成長スピードを上回った」と語った。

馬氏は、「現(xiàn)在の発展狀況から見ると、今後數(shù)年で中國のシェアリングエコノミーは40％前後という高速成長を続けるだろう。その規(guī)模は2020年にGDPの10％、2025年には20％に達する。今後10年間で、中國のシェアリングエコノミー分野において、5-10社の巨大企業(yè)が登場する」との見方を示した。

清華大學インターネット産業(yè)研究院の朱巖院長は、「新しいニーズが新しい経済の形を生むという角度から、將來のインターネットとシェアリングエコノミーの関係を理解することができる。例えば、日本のとある墓地を扱う企業(yè)が新しいサービスを打ち出している。それは、利用客がスマホで墓碑をスキャンすると、故人の寫真などにアクセスでき、故人との思い出に觸れることができるというものだ。同企業(yè)は以前は墓地を販売するだけだったが、現(xiàn)在ではクラウドコンピューティングやビッグデータを扱う企業(yè)となり、データメモリーを販売するようになった。この例から、従來の産業(yè)に新しい技術を導入し、シェアリングという新しいニーズを開拓することで、最終的に従來の産業(yè)を刷新し、新しいエコノミー、新しいフォーマットを生み出せることが分かる」と語った。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集YK）