2019年5月6日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、中國(guó)人観光客の海外での印象が以前とは大きく変わっているとするコラムを掲載した。以下はその概要。

1日のメーデー4連休で、ドイツ?フランクフルトからスイス?チューリッヒ、イタリア?ローマ、英ロンドンを巡りドイツに戻るという4日間の旅に出た。旅行中、中國(guó)人観光客として優(yōu)待を受けていることを感じた。6、7年前に中國(guó)人観光客が歐州で歓迎されていなかったのとは大違いだ。

歐州では以前、しばしば中國(guó)人観光客の「暴走ツアー一行」を見(jiàn)かけたが、そんな時(shí)代は終わりを告げた。大部分の中國(guó)人観光客が個(gè)人旅行や家族旅行で現(xiàn)地を訪れるようになり、現(xiàn)地文化をできるだけ體験し、中國(guó)料理を控えて現(xiàn)地の名物料理を楽しむようになった。チェーンホテルではなく民泊を利用するようになり、博物館などの文化施設(shè)に足を運(yùn)ぶようになった。

中國(guó)人観光客は高級(jí)ブランド品を買(mǎi)うことが少なくなり、現(xiàn)地の特産品を買(mǎi)うようになった。ショッピングの場(chǎng)所もブランド店から現(xiàn)地のスーパーに変わっている。そして、現(xiàn)地の商店や飲食店も中國(guó)のモバイル決済サービスを続々と導(dǎo)入し、中國(guó)人観光客を呼び込んでいる。

フランクフルトにあるホテルのマネージャーは「若い中國(guó)人観光客が増えている。彼らは外國(guó)文化について理解し、すすんで現(xiàn)地の習(xí)慣に従おうとする。禮儀正しく、靜かだ」と語(yǔ)った。

メーデー連休は令和時(shí)代が幕を開(kāi)けた日本に再び中國(guó)人観光客が多く押し寄せた。やはりかつてのツアー旅行から個(gè)人旅行へと変化し、體験型の旅行が好まれるようになった。一方で、依然として一部の中國(guó)人観光客が現(xiàn)地の習(xí)慣を理解、あるいは尊重しないことで、文化的な衝突も起こった。

期間中、日本人に中國(guó)人観光客の印象を聞くと、おおむね「以前のように公共の場(chǎng)で大聲で騒ぐようなことはなくなったが、まだ改善すべき點(diǎn)もある」との答えが返ってきた。その例として、市場(chǎng)で生鮮食品を手で押す、所構(gòu)わず歩きながら物を食べる、みだりにたばこの吸い殻を捨てる、信號(hào)無(wú)視をするといった行為が挙げられた。（翻訳?編集/川尻）