2017年4月24日、中國ではロバの皮を水で加熱抽出したゼラチン「阿膠（あきょう）」が血液機能を高める生薬として根強い需要がある。中國の阿膠製造大手、東阿阿膠集団の秦玉峰（チン?ユーフォン）総裁はこのほど、「中國人が世界でロバを爆買いし、ロバの個體數(shù)が減少している」などと海外メディアを中心に批判的に報じられていることに反論している。環(huán)球時報が伝えた。

米CNNは昨年10月、中國國內(nèi)のロバの數(shù)が工業(yè)化の波でこの20年間で1100萬頭から600萬頭にまで減っていることを受け、「爆買い」の矛先がアフリカ諸國に向けられているとし、米國のオンライン署名プラットフォーム「change．org」上で、ロバの中國向け販売の中止を求める呼び掛けに8萬人を超える署名が集まっていると伝えている。

インド英字紙ザ?タイムズ?オブ?インディアも今年2月、インドでロバの頭數(shù)が減少している背景に中國のロバビジネスがあると指摘し、トラより速いスピードで減少していると伝えている。

環(huán)球時報によると、秦総裁はこうした報道について「中國企業(yè)によるロバ輸入は市場の國際化の需要によるものだ。一部地域のロバ數(shù)量過剰問題の解決にも貢獻している」とした上で、「倫理道徳面で言えば、中國人がロバの皮を購入し生薬を製造するのは、動物の皮革を使ってかばんを製造するよりもマシだ」と語った。また、「ロバの皮を買い求めているのは中國系だけではない。インドネシアでは需要の55％は中國系以外からのものだ」とも強調(diào)した。（翻訳?編集/柳川）